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なんと!あのビューエルが復活するという情報が飛び込んできました!!
若い読者さんの中は馴染みの薄いメーカーかも知れませんが、ビューエルというアメリカのストリートファイターモデルを得意とするモーターサイクルメーカーで、これまで倒産→再興を繰り返しています。さて、今回の復活説は期待しても良いのでしょうか?
まず、ビューエルってどんなメーカー?
知っている方にとっては今更でしょうが、ビューエルを知らない方のために、ザックリと解説いたします。
ビューエルというのは、ハーレーのエンジニアだったエリック・ビューエルさんが1983年に設立したモーターサイクルメーカーであります。 AMA Formula 1レースに参戦し、その後、市販車にも進出。1998年にはハーレー本社に買収され、ハーレーの一部門となったこともあるのです。
そのビューエル製モーターサイクルの特徴は、独特な車体構成にあります。その象徴がご覧の「XBR9 Firebolt」で、フレームがガソリンタンクを兼ねています。それでいてショートホイールベース+マスの集中化によりクイックなハンドリングを実現しています。
しかしながら、2009年にはハーレーから切り離され、倒産→再興を繰り返しました。そしてその都度、ビューエルらしさが失われたモデルが発売され、2017年を最後に休眠していました。ビューエルさん指揮のもと、Fuellという電動モデルをが市販する動きがあることは記憶にも新しいことでしょう。
本当にビューエルが復活するの?
どうやら本当にビューエルが復活するみたいなのです。2021年モデルとして、ご覧の「1190RX」を中心に、ドドーンとラインアップしているのです。
「1190RX」は、ビューエルがEBR(Erik Buell Racing)社時代に発売していたモデルですが、今回は「Hammerhead 1190RX」という名称を使用しています。エンジンは水冷Vツイン1,190cc。最高出力は185 hp @ 10,600 rpm。そして、今回もフレームがガソリンタンクを兼ねています。
もう一台はネイキッド版の「1190SX」。これまでのビューエルスタイルを踏襲した印象で、既視感こそあれど素晴らしいフォルムです。
しかし最大の注目は……次に紹介するニューモデルなのであります!
ビューエルのニューモデル!
「Super Touring」と名付けられておりまして、ビューエルらしいアルミ製フレームの車体に、ブロックタイヤ、アップ&ワイドハンドル、ロングスクリーン、GIVI製アルミパニア風のサイドボックス、LEDデュアルヘッドライトを装備していることから、いわゆるアドベンチャーツアラー的な位置づけなのでしょう。
色々な意味で、これは楽しみです。今度こそビューエルの再興は成るのでしょうか? それとも……