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近年では四輪自動車を中心に環境によい電動自動車の製造が発展していますが、電動化はなにも四輪車だけでなく二輪車であるバイクも電動化されているのをご存知でしょうか。
今回の記事ではそんな電動バイクに特に注力しているバイクブランドであるFUELLの詳細とバックボーンについて解説していきます。
FUELLとは
電動バイクのFUELLとは、ニューヨークを中心に展開されはじめた電動バイクブランドです。
FUELLはブランドの名称ですのでその傘下に製品がラインナップされていくのですが、FUELLには電動バイクとしてFlowという自動二輪車が展開されています。
日本国内で乗られている自動二輪車の大半はガソリンを給油して走らせていますので、あまり馴染みのない方もいらっしゃいますが、FUELLの電動バイクはその名前のとおり電気で動きます。
そのためガソリンを給油するのではなくチャージャーを経由して充電し走らせますので、原油をもととするガソリンのように資源はいつかかならず枯渇するリスクが少なく、環境にもやさしいのです。
FUELLがつくられた背景
FUELLは近年設立された比較的新しいバイクブランドではありますが、FUELLの経営陣はバイクの製造に携わってから長いスタッフが多数在籍しています。
そのためFUELL自体はまだまだ若いブランドといえるのですが、FUELLのバイクを手がけているスタッフはベテランが多く、より多くのライダーたちにハイレベルで満足してもらえるようなバイクをつくれるように探求しているのです。
経営陣がバイク開発に強いこと
FUELLのバイクを語るにはまずは経営陣が電動バイク開発に特化していることからお伝えしなければいけません。
先ほどもお伝えしたようにFUELLは若いブランドですが、FUELLの経営陣は長らくバイクの製造に寄与してきたベテランたちが多数在籍していますので、安定した実用的なバイクの製造が可能なのです。
最高技術責任者:エリック・ビューエル
エリック・ビューエル氏はFUELLの技術部門における最高責任者であり、FUELLを創設したひとりでもあります。
エリック・ビューエル氏はFUELLを立ち上げる前には自身の名を冠したビューエルというバイクブランドを展開していましたが、ビューエルが名前を変えて現在のFUELLへと昇華しました。
FUELLの前身であるビューエルは1993年から2009年まで展開されていたブランドではありますが、2009年以降はあの有名なハーレーダビッドソンと合併し、それからもエンジニア兼開発者としてもキャリアを磨いてきました。
そしてハーレーダビッドソンで培った技術や知識をFUELLのバイクにも語り継ぐように、FUELL独自のフレームにハーレーダビッドソンのエンジンを使用し、画期的で、そして実用的なバイクを手がけることに成功したのです。
FUELLの電動バイクは製品こそまだまだ少ないものの、Flowのような実用的な電動バイクをエリック・ビューエル氏が今後も数多く手がけられますので、注目のバイクブランドといえるでしょう。
共同創設者:フレデリック・バスール
フレデリック・バスール氏はレースがお好きな方でしたら一度は聞いたことがある名前なのではないでしょうか。
フレデリック・バスール氏はフランスのレース選手権であるF3で3勝をあげてシリーズを優勝したキャリアをもつモータースポーツエンジニアであり、チームマネージャーでもあります。
フレデリック・バスール氏はその後も数多くの多数のレーサーの育成に携わりながら、2013年に自身が立ち上げたスパーク・レーシング・テクノロジーにおいてフォーミュラEマシンの製造にも関与しました。
レースマシンにも深い造詣のあるフレデリック・バスール氏が在籍するFUELLは数多くのレースマシン製造に携わったこと、まだ電動マシンにも知識があったことからFUELLのバイクにも活かされ、より高尚な電動バイクがFUELLではつくられているのです。
まとめ
いかがでしたか?
FUELLの電動バイクは、バイクの製造と電動マシンに明るい経営陣が携わっていることにより実用的でかつ画期的な電動バイクブランドなのです。
FUELLの電動バイクは日本国内での販売はまだですが、注目度の高いバイクですので日本国内でも販売されるのが期待されますね。