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バイク乗りのワードの中でパッと聞いて一瞬「ん?」と思うワードってありませんか?実は意味が違ったり、気付かず反対のことを言っていたりすることも意外とあります。
そこで、勘違いしていたり、知ったかぶりが多いバイクワードをご紹介します!あなたは全部知っていますか!?
勘違い、知ったかぶりしやすいバイク用語
バイク乗りの会話の中で次の言葉を聞くこともあるでしょう。
- 「リーンイン」「リーンアウト」
- 「ハングオン」「ハングオフ」
- 「アオる」
- 「アクセル」「スロットル」
- 「マフラー」「サイレンサー」
でも、これって本当に意味が合っているのでしょうか?ニュアンスで伝わることもありますが、知っている人からすればちょっとした違和感となりますので、詳しくご紹介します。
リーンイン・リーンアウト
バイクのコーナリング中のフォームで「リーンイン」と「リーンアウト」という言葉を聞くこともありますが、パッと聞いてどっちがどっちであるかわかりますか?リーンとは「傾ける」ことを表すため、傾けたバイクに対して身体がバイクのどちら側にあるかを示します。
そのため、モトクロスのコーナリングなど、バイクだけが寝ている状態のことを「リーンアウト」と言い、サーキット走行でよく見かける地面スレスレの乗り方のことを「リーンイン」と言います。
ちなみに中間であるバイクの真ん中に乗ることを「リーンウィズ」と呼びます。また、リーンインにも別の呼び方があるため、事項でご紹介します。これがまたややこしい呼び名なんですよね。
ハングオン・ハングオフ
リーンインは、「ハングオン」や「ハングオフ」とも呼ばれます。オンとオフだと全然違ってきますよね!どちらが正解なのでしょうか?
実は英語でぶら下がるという意味として、本来はハングオフ(hang off)と呼ばれていましたが、日本に入って来た時に間違ってハングオンと呼ばれるようになりました。
しかし、ハングオン(hang on)の意味を訳すると「しっかり捕まる」という意味もあるため、あながち間違いでもないような気がします。
そのため、どちらでも通用しそうな気がしますが、ここは元々言われていたハングオフと言う方がカッコいいのではないでしょうか?
アオる
「アオる」と聞くと何をご想像しますか?恐らく後ろからピッタリとくっついて走行されるマナー違反の運転を想像するのはないでしょうか?
それも間違いではありませんが、実はもう一つ意味があります。バイクのテクニックで、減速の時にシフトダウンを行いますが、急にシフトダウンをするとエンジンの回転がスピードに合わずギクシャクすることがあります。
そのギクシャクを抑えるためにエンジンの回転を合わせるために一瞬アクセルを「フォン!」とふかします。このテクニックのことを「アオる」と言います。
ちなみにアクセルをアオることを、正確には「ブリッピング」とも呼びますが、なかなか言いづらいので「アオる」と呼ばれることの方が一般的になっています。
アクセル・スロットル
バイクを加速させるときによく「アクセルを開ける」や「スロットルを開ける」と聞きますが、どちらが正しいのでしょうか?
実はどちらも正しいです。アクセルとは、速度を調整する装置や加速装置全般のことを指し、スロットルはエンジンに空気を送りこむための部品の名前となります。
また、スロットルはガソリンと混合された空気をエンジンに送る量を調整している部品であるため、「スロットルを開ける」とバイクが加速します。
対してアクセルは加速させる装置全体のことですので、車の場合だと「アクセルを踏む」とも言えるため、厳密に言えば「アクセルを開ける」という言葉はバイク乗りだけに通用する言葉なのかもしれませんね!
マフラー・サイレンサー
バイクの「マフラー」と聞くと、どの部分をイメージしますか?よく「マフラー交換する」という言葉を聞きますが、マフラーは排気ガスが出る先端の筒状部分を想像する方も多いかもしれませんが、実はこの部品は「サイレンサー」という名前です。
実はマフラーはエンジンから伸びている「エギゾーストパイプ(エキパイ)」からサイレンサーへとつながっており、すべて含めてマフラーと呼ばれていますので、マフラー交換となると排気部分全てを交換することになりますね。
そのため、先端の交換のみの場合は、正確には「サイレンサー交換」となりますね!
まとめ:バイクワードは意外と勘違いしていることも多い
今回ご紹介した内容は実は知らない人も多いのではないでしょうか?でも、勘違いしていることに気付かず話していることも多いため、会話の中でさらっと説明してあげるとカッコいいかもしれませんね!