この記事の目次
インダストリアルデザインを得意とするHuge Design(ヒュージデザイン)の才能あるデザイナーやエンジニアが、電動バイクの先駆者でもあるZero Motorcycles(ゼロモーターサイクルズ)と共同し、モーターサイクルの未来に対する大胆なビジョンを表現した電動バイク「SR-X」のコンセプトを発表しました!
「SR-X」は近未来感漂うコンセプトバイク!
SR-Xのデザインはストリートファイターとトラックバイクの中間に定められ、近未来感漂うモダンなフォルムに仕上がっています。
また、重厚感のあるローフォルムのボディワークは質量配分に気をつけ、FFベースの4WD車などに用いられる”フロントヘビー”を採用。後方で露出しているメカニカルパーツは従来のバイクとは異なる方法で並列に配置するなど、独自のアイデアとこだわりが詰まっています。
ヒュージデザインのスパイスが加わったことで、ゼロモーターサイクルズが独自に展開する“SRシリーズ”とは一味も二味も異なるモダンなフォルムがそそられますね!
モーターは「ZF75-10電気モーター」と最新の「ZF17.3リチウムイオン」を搭載しています。しっかりとした詳細はまだ発表されていませんが、同社のラインアップに並ぶフラッグシップモデルの「SR/F」以上のスペックと考えてよさそうですね。
SR/Fは同じくZF75-10電気モーターと、やや出力の低いZF14.4kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載しています。最高速度は200㎞/h、出力は110馬力で最大トルクは140ft-lbを誇るわけですから、これ以上のスペックかと想像するとワクワクが止まりませんね!ちなみに、SR/Fは19,495ドル(日本円:約266万円)ですので、SR-Xはいったいいくらになるのでしょうか。
なお、SR/Fの試乗体験は過去にレポートしているので、こちらを参考にしてみてください!
「SR-X」のディテール
ガソリンタンクにあたるこの部分ですが、SRシリーズでは500mlのペットボトルが2本ほど入れられるくらいの収納ボックスになっていたので引き継いでいるとありがたいですね。
ステップとステーは無駄を削ぎ落としたシンプルなデザインになっており、近未来感を漂わせています。
リア周りは、シートカウルに埋め込まれた丸型のユニークなテールライトが印象的。
タイヤは米ダンロップの開発による、最新のハイパースポーツラジアル「SPORTMAX Q4」が採用されスポーティーに仕上がっています。走行性能も期待できることでしょう。
今回はコンセプトのみの発表となりますので今後市販化されるのかは不明ですが、数々の電動バイクを世に繰り出しているゼロモーターサイクルズのことですから確度は高いのではないでしょうか。まだまだ謎に包まれた「SR-X」ですが、詳しい詳細が分かり次第随時お伝えしたいと思います!