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ニュージーランドのバイクメーカー・UBCOを覚えていますか?過去に当サイトでご紹介したスタートアップ企業です。
そのUBCOが生産するモデルが「2×2」。スタートアップらしく、意欲的な2WD(前後輪駆動)を搭載したバイクです。その「2×2」がアップグレードされ、今、世界中で人気爆発中なのであります。
UBCO「2×2」は前後輪駆動の2WDバイクだ!
コチラが、そのUBCO「2×2」。UBCOの所在地はニュージーランドであります。ということで本車両は、彼の地の重要な産業である農業(牧畜)や観光ツアーなどの現場で使われる実用車として開発されています。
ホンダ「モトラ」を彷彿とさせる武骨なデザインですが、「2×2」は同時にスマートさも感じさせますね。その最大の特徴は、前後輪駆動=2WDであること。前後ホイールハブにモーターを搭載して、前後ホイールを駆動します。オフロードを走行するには2WDはメリットが大きいのです。
ご覧のように、駆動用にチェーンを装備する必要がない、というのは副次的なメリットです。オフロードを走る人ならお分かりだと思いますが、土や泥のついたチェーン&スプロケットを洗浄するのは面倒ですからね。
「2×2」は、こんな具合に乗車されるガチな実用車。しかも趣味ではなく仕事ですから、毎日このような状態に……
ですからチェーン洗浄から解放されるメリットは少なくないのです。
UBCO「2×2」は電動。それも大きなメリットだ!
さてさて、「2×2」は電動バイク。バッテリーは可搬式のリチウムイオン。航続距離は120kmだそうです。で、このようにUSB端子で電気を取ることができるのも、「2×2」の長所であります。
農家の方とか地方在住者なら分かると思いますが、コレは大いに助かる機能です。自宅から遠くはなれた農地でスマホの充電が切れたら……結構大変なんですよ。「2×2」は既存モデルにない実用面が、高く評価されているようなのです。
UBCO「2×2」が公道走行可能になっていた!
しかも……前回記事執筆時には、試験的に公道走行不可のファーストロットを母国ニュージーランドのみに向けて100台限定生産する、という段階でしたが……なんと今や、公道走行が可能になったのです!
ご覧のようにヘッドライトやテールランプ、ウィンカーを装備しています。そんなこんなで、今やUBCOのディーラーネットワークは、ニュージーランド&オーストラリアのみならず、アメリカとEUにも拡大しているのであります! それも納得の完成度ですね。皆さんは、どう感じましたか?