この記事の目次
電動バイクはメジャーメーカーであるBMWやハーレーダビッドソン、日本ではヤマハが展開するなど徐々にバイクの電動化が進んでおり日に日に電動バイクが身近になりつつあります。
電動バイクの展開はメジャーメーカーだけに目がいきがちですが、メジャーメーカーではない新進気鋭の企業たちもユースフルな電動バイクの開発に励んでいるのです。
今回のコラムではそんなバイク業界に電動バイクという新たな風を吹かせる企業たち4選をご紹介いたします。
CAKE
CAKEはスウェーデンにある会社で、日本のバイクでは類を見ないようなおもしろいデザインのバイクを展開しています。
CAKEが展開するバイクの特徴はなんといってもボディが必要最小限、いわば骨子となる部分が丸見えのデザインで、さながらコンクリート打ちっ放しのマンションのような武骨なデザインなのです。
好き嫌いは別れるデザインではありますが、不要なボディは削ぎ落とし、それでいて必要な部分はきれいに仕上げられている見た目は好きな人にはたまらない一品でしょう。
走行性能も申し分ないだけでなく、舗装されていない路面でも快適に走行できるのでキャンプツーリングなどにもうってつけです。
排気量の区分は2.5kWhなので125cc以上になるため、普通自動二輪免許があれば乗れるようになります。
Brekr
Brekrはオランダに拠点を置く電動バイクメーカーです。
2020年1月現在では展開されている車種はBREKR MODEL Bのひとつだけですが、驚くべきは機能、デザインともに完成度の高さにあるといえます。
まず走行性能としてメインバッテリーと予備バッテリーを二つ搭載でき、メインバッテリーだけでも50kmから80km、予備バッテリーも加えると100kmから160kmの走行が可能で中〜長距離の走行も簡単に実現します。
デザインもCAKEと同様に無骨なデザインでありながら車体中央のカラーリングによってポップさとカジュアルを演出し、だれでにも受け入れられるデザインとなっているのです。
加えて、標準機能としてバイク本体にGPSが組み込まれているので駐車位置も即座にわかるため、万一の盗難にも対処しやすくなるという優れものと言わざるを得ないでしょう。
DENZEL
Denzelはヨーロッパを中心に活躍している電動バイクメーカーで、これまでにも数多くの電動バイクを手がけてきました。
近年ではカフェレーサーのECR V1が記憶に新しいですが、ネイキッドバイクもびっくりな、まさに骨組みだけで仕上げられたようなDenzel Truvor Carbon Scramblerというバイクも新たに発表されたのです。
見た目はスケルトンで頼りなさそうですが、最高距離120km、そして85kmから100km/hまでのスピードが出せるので街乗りだけでなくちょっとした中距離ツーリングにも利用できます。
気になる免許の区分も定格出力が2,000w(2kw)なので普通自動二輪免許があれば誰でも乗れるため、興味がある人はぜひ普通自動二輪免許取得を検討しておくといいでしょう。
Lightning Motorcycle
Lightning Motorcycleはカリフォルニアで活躍する電動バイクメーカーです。今回ご紹介した電動バイクの多くはスケルトンなデザインが多かったですが、Lightning Motorcycleが手がけるLS-218はレーサーレプリカ大好きライダーも納得する見た目になっています。
LS-218のよさは見た目だけでなく、一回のフル充電で160kmから193kmの長距離の走行が可能という申し分のない距離を走れる性能を備えており、大阪から愛知の片道距離をスイスイと走れるわけです。
「やっべ、充電忘れちゃった」という慌てん坊なライダーでも安心の最短30分で充電できる簡便性は脱帽せざるを得ないでしょう。スタンダードなモデルであれば38,888ドル(約423万円)と高額ではありますが、ご興味があればぜひ購入の検討を考えてみてはいいのではないでしょうか。
まとめ
メジャーメーカーでなくても粒ぞろいの電動バイクが数多く展開され、特徴もさまざまなので電動バイクとひとくちに言えど侮れません。
残念ながら日本国内での販売は未定のメーカーが多いですが、代行業者などを使えば多少費用はかかっても入手できる可能性はありますので、電動バイクに関心がある方はぜひ軍資金の準備をはじめてみてはいかがでしょうか?
「電動バイク市場の今に迫る!」シリーズ