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普段使いとして、安価かつ維持費も安い125ccクラス(原付二種)のコンパクトなバイクが売れている昨今ですが、一方で趣向性に振り切ったツアラーやクルーザーも注目されています。最近ではBMWやインディアンでも、そうしたツーリング向けクルーザーやバガーのラインアップが追加になりましたね。
そして、ツアラーよりもさらにドッシリとした3輪のトライクも、沸々と人気が沸きはじめていることをご存知でしょうか。
そこで今回は、まだトライクについての情報が薄い方のためにも、トライクの魅力についてお話ししていきましょう!
トライクのメリット
まずはトライクの魅力的な部分から触れていきましょう!
3輪だから立ちゴケは一切なし!
当たり前ですが、3輪なので安定性に優れており、2輪で起こりうる立ちゴケの心配が一切ありません。これは言い換えれば初心者やリターンライダーには嬉しいポイントといえましょう。2輪での操作が不安な人にも良いかもしれません!
ちなみに、前二輪のトライクは案外コケます…。
抜群の座り心地&積載性の高さ
トライクはストップ&ゴーの際に足を着く必要がないため、幅広かつ肉厚なシートが装着されることが多いです。そのため、座り心地は快適そのものになります。
また、基本的にトップケースの装着が主流となっているので、同乗者は必然的にバックレスト付きとなり、運転手よりも座り心地は抜群です。
ハーレーのトライグライドであれば標準でトランク(ラゲッジスペース)が設けられていまが、2輪ベースをトライク化する場合はリアにデッドスペースが生じます。またドライブユニットがむき出しとなるため見た目もあまり良くありませんが、ここにトランクを設けることで積載性アップとビジュアルの向上を図ることができます。
2〜3泊くらいの荷物であれば、余裕で積載が可能です。
普通自動車免許で乗ることができる!
基本的に後ろ2輪で、後輪駆動の場合は扱いがクルマになるため、普通自動車免許で乗ることができます。
バイクに乗りたいけどこれからバイクの免許を取得するのも大変、といった方にはオススメです。
トライクのデメリット
取り回しにくい
クルマとバイクの中間的位置付けであるトライクは、フロント側がバイクのようにスリムであるものの、リア側がクルマ並みの車幅であるため、非常に取り回しのクセがあります。
そのため、内輪差でリアタイヤを乗り上げてしまう方も多いほか、押し歩きでは、足が引っかかることも少なくありません。
また、当たり前ですが”すり抜け”は全く不可能です。
駐車場問題
所有する場合もそうですが、ツーリング先でも駐車場問題に直面するかもしれません。
クルマ並みに車幅のあるトライクは、もちろんバイク用の駐車場に止めることができないほか、クルマ用の時間貸し駐車場であっても、場所によっては駐車を断られるケースもあります。
でも、トライクの存在感は随一!
トライクは、駐車場問題や取り回しなど、クルマとかわらぬ車体サイズがネックとなりますが、一方でメリットも多いことがおわかりいただけたのではないでしょうか。
また、トライクであれば、ご夫婦や親子でも安心して、ゆったりまったりツーリングが楽しめそうですね。2輪とは一味違う、3輪ならではのバイクライフを満喫してみてはいかがでしょうか!
ちなみに、新車価格38万円(+消費税)で、3人乗りができる小型トライク「AP TRIKES125」なんてのもありますので気になる人は是非チェックしてみてください!