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カワサキの大人気モデルである「Z900RS」に、特別仕様の「Yellow Ball Edition」が登場しました!
キャンディーカラーのガソリンタンクが注目ですが、それ以外にもいくつか特別な仕上げが施されていますので、ご紹介していきます。
ベースの「Z900RS」を復習!
「Z900RS」は2017年の東京モーターショーで世界初公開され、その直後の2017年12月に2018年モデルとして発売が開始されました。
このモデルはカワサキが誇る名車「Z1」の再来として位置付けられ、クラシカルな雰囲気を持ちながらも現代の技術が融合したレトロスポーツとなっています。
搭載されているのは、総排気量948ccのカワサキ伝統の並列水冷4気筒DOHCエンジンです。トルク重視の特性で、低中速回転域でのパワーと扱いやすさを高い次元で兼ね備えています。
最高出力は82kW/8,500rpm、最大トルクは98Nm/6,500rpmを発揮します。
これらの性能を支えるのは、軽快で自然なハンドリングを実現する完全新設計のスチール製軽量トレリスフレームです。車両重量は215kgと比較的軽量な仕上がりです。
しかしながら、「Z900RS」の魅力は単にパフォーマンスにとどまりません。ご存知の通り、このモデルは「Z1」を彷彿とさせるクラシカルなスタイリングが特徴であり、発売以来、グローバルで安定した人気を誇るモデルとなっています。
2024年モデル「Z900RS Yellow Ball Edition」
こちらが2024年モデルとして発売される「Z900RS Yellow Ball Edition」です。
カワサキ愛好家の方には既にご存知かもしれませんが、「イエローボール」はカワサキが誇る伝統カラーです。先ほど紹介した2018年モデルでは「ファイヤーボール」や「火の玉」カラーと呼ばれましたが、2024年モデルで採用した「イエローボール」は特別色として登場しました。
ベースカラーはブラックに見えますが、実は深みのあるキャンディグリーンです。その上に鮮やかなイエローボールが施されています。このペイントには特別な技法の重ね塗りが施され、艶やかで重厚な質感が演出されています。
要するに、「イエローボール」はダークグリーンと鮮やかなイエローの配色となっているのです。
今回発表された「Z900RS Yellow Ball Edition」は、さらに特別なペイント手法によるキャンディーカラーが特徴です。
タンクマークにはZ1のイメージをさらに引き立たせるヘリテージな「KAWASAKIエンブレム」がセットされています。
また、サイドカバーマークも「Z1」のイメージを強調した特別仕様となっています。
さらに、シートレザーも変更されており、上質感のあるシボ入りタイプが採用されています。また、サイドグリップにはクロームメッキ仕上げが施されています。さらに、パルシングコイルカバーとジェネレーターカバーには「DOHC」マークが施されています。
つまり、「Z900RS Yellow Ball Edition」は、凝ったイエローボールキャンディーカラーのペイントと、よりZ1のイメージを強めたディテールが魅力のモデルとなっています。
発売予定日は2023年7月15日(土)で、車両本体価格は156万2,000円(税込)です。標準モデルの価格は148万5,000円(税込)なので、イエローボールがお好きな方にとっては納得のいく価格と言えるでしょう。
「Z900RS Yellow Ball Edition」のスペック
エンジン型式 | 水冷 4ストローク 並列4気筒 DOHC 4バルブ |
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排気量 | 948cc |
最高出力 | 82kW/8,500rpm |
最大トルク | 98Nm / 6,500rpm |
車両重量 | 216kg |
全長×全幅×全高(mm) | 2,100×865×1,150 |
最低地上高 | 130mm |
シート高 | 800mm |
変速機 | 6速リターン |
燃料タンク容量 | 17L |
タイヤサイズ | F:120/70ZR17M/C (58W)、R:180/55ZR17M/C (73W) |
カラー | キャンディグリーン(GN1) |
価格(税込) | 156万2,000円 |