この記事の目次
一昨年あたりから突如として頭角を現し、着実に人気を集める台湾のカスタムショップ「ROUGH CRAFTS(ラフ・クラフツ)」。日本でのデビューは、2013年の横浜ホットロッド・カスタムショーで、初参加ながら多数の賞を獲得するという鮮烈なデビューを果たしている。
今回は、そんなラフ・クラフツの新作カスタム「Hooligan Tactics(フーリガン・タクティクス)」をご紹介したい。
スタイリッシュにまとめ上げられたフォーティー・エイト
ベースとした車両は、ハーレー・ダビッドソンのスポーツスター「FORTY-EIGHT」。
以前、同ショップで製作したダイナを見たお客さんが「このダイナと似たフォルムでカスタムして欲しい」という依頼があったため製作したと、ビルダーのウィンストン・イップ氏は語る。
スポーツスターのフォルムを最大限に活かした独特の取り回しのマフラーは、同ショップのオリジナル商品。また、フィンが美しいエアクリーナーも同ショップのオリジナルだ。
スイングアームにはXR1200のモノを流用し、プログレッシブ製のリアサスペンションがセットアップされている。フロントの倒立フォークは、スズキGSX-R600から流用している。
タンクはワンオフ製作され、デジタル・カモフラージュのペイントが施されている。
リアカウルも同じくワンオフ製作され、タンクと同様ペイントが施されている。
ラフ・クラフツのロゴが刻印されたクラッチカバーと、ブラックのステップも同ショップのオリジナル商品。
パーツチョイスと、ワンオフパーツによって、精悍な顔つきに変貌を遂げている。このあたりのバランス感覚は、ビルダーのセンスの良さであろう。
いかがだっただろうか。パーツ流用とチョイス、ワンオフ製作、ペイントの全てにおいて、一貫した完成図が製作前の段階から描けていないと出せない、絶妙なバランスである。
今後もラフ・クラフツの動向から目が離せない。
【関連記事】
■アクラポヴィッチの製作したバイク「FULL MOON」がスペイシーすぎる!
■キアヌ・リーブスの手がけるバイク「Arch KRGT-1」が芸術的!
■ハーレーカスタム界のパイオニア!アーレン・ネスが2分で学べる!!
■日本で現在ここでしか飲めない!ハーレーの密造酒「Ole Smoky Moonshine」
参考 – ROUGH CRAFTS