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雨の日のツーリングには欠かすことができないレインウェアですが、雨だけでなく走行風やタイヤの泥の跳ね返りも防いでくれる重要な役割を担っています。
特にバイク用のレインウェアとなると、動きやすく蒸れにくいなど、様々な工夫がこなされています。そんなレインウェアも放っておくと、どんどん汚れがついていきます。
また、それだけでなく、汗をかいたりするため、いつの間にか菌がたまりニオイを発したりと、不衛生な状態になるでしょう。そこで、今回はレインウェアはどれくらいの頻度で洗濯すればいいのかや、保管するときに気をつけたいことについてご紹介します。
レインウェアは常に過酷な環境に晒されている
バイクのレインウェアは走行風や雨、泥など、様々な外的影響から身を守ってくれます。また、レインウェアは湿気がこもりやすいため、内部は汗や蒸気で蒸れてしまうこともあります。
そのため、レインウェアは内外問わず常に過酷な環境に晒されているとも言えるでしょう。
レインウェアは使用後毎回洗う方がいい
過酷な環境に晒されているレインウェアは、使用後はたくさんの汚れが付いています。その状態で放置すれば、表面にシミが発生したり、材質自体が痛んで破れやすくなることも。
そのため、使用後晴れている日に、水で全体の汚れを洗い流すようにしましょう。また、グローブやブーツなどはバケツにお湯を張り、洗濯用の洗剤を使って揉み洗いをおこないます。乾燥させるときは直射日光や乾燥機などの高温は材質が傷んでしまうため、必ず日陰で干すようにしましょう。
さらに、レインウェアは使用すればするほど撥水効果は弱まり水が染み込んできますので、洗濯後は市販の撥水スプレーで撥水処理をすることも忘れないようにしましょう。レインウェアが汚れた状態でそのまま放置すれば、どんどん菌が増殖し、嫌なニオイを発したり黒ずんできます。そんな状態で着込むのなんて嫌ですよね。
特に真夏の場合、菌の繁殖が早く、一晩置いておいただけで嫌なニオイがすることもありますので、もし毎回手入れできない人でも、3〜4回に1回は手入れをすることをおすすめします。
ニオイの元となるのはバクテリアの排泄物
ニオイの原因を発生させるのは、バクテリアという菌が原因路言われていますが、どうやってニオイが発生するのでしょうか?実はレインウェアについた汗や汚れそのもののニオイはほとんどありません。
レインウェアを脱いだ後すぐに「臭い!」なんてことはありませんよね。バクテリアが汗や汚れを餌にして繁殖し始め、その結果出た排泄物がニオイの原因となります。
バクテリア自体はどこにでも存在するため、無くすことはできません。もちろん人間の皮膚にもたくさん付いているため、汗や汚れなど餌となるものをなくすことでニオイを防ぐことができます。
しっかり着こなすこともレインウェアを汚さないコツ
レインウェアは普段着ているライディングギアの上に着るため大きめに作られており、シワや隙間が発生しやすいのも事実です。
隙間から雨が入ってくれば内部が汚れてしまったり、シワに水がたまると汚れがたまる可能性もあります。そのため、首元や手首のファスナーはしっかり留めたり、腹部などシワができやすいところは整えるようにしましょう。
まとめ
バイクのレインウェアは雨だけではく走行風や泥などが付いたり、内部には汗が付くため思っているより早いペースで汚れていきます。
そのため、使用毎に水で汚れを洗い流したり、洗剤でしっかり洗い、撥水効果も継続させるためにメンテナンスする必要があります。汚れや汗はニオイの元となるバクテリアの餌になるため、常に綺麗にして雨でも気持ちよくバイクに乗れるようにしたいですね!