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最近、自宅でカンタンにレザークリーニングができる専用洗剤を続々と発売しているデイトナ。これまでレザーウォッシュの簡易式スプレータイプとシューズ用をご紹介してきました。
今回は3つ目となるレザーウェア専用洗剤を試してみました。まさかレザーウェアが家の洗濯機で丸洗いできる日が来るなんて以前は考えられませんでしたが、時代は既に令和。ケミカルも日進月歩で進歩しているのです!!
潤いと栄養を与えるから丸洗いOK
革はナマモノなので、潤いと栄養が必須。普通に洗ってしまうとカピカピのゴアゴアになってしまうもの。でも、「レザーウォッシュ ウエア」はそこがしっかりと考えられています。
箱の中には「皮革用合成洗剤」と「柔軟仕上剤」の2つのボトルが入っています。それぞれに皮組織保護成分と皮革用柔軟成分が入っていることが、自宅の洗濯機で丸洗いできる秘密です。
洗濯前にはバイクや車の洗車と同じように先に軽く汚れを落としておきましょう。しかし普通に拭くだけでは取れない汗染みや頑固なカビは「レザーウォッシュ ウエア」を使うことで落とせるのです!!
水100mlに対してボトルキャップ1~2杯分の「皮革用合成洗剤」を混ぜてチェック液を作り、白いタオルで軽く擦って色落ちしなければ準備はOK。型崩れ防止のためにも、必ず洗濯ネットに入れましょう。
洗濯槽や洗う衣料に合わせて適量の水量にセットして水:洗剤を1000:1で希釈します。洗濯機は全自動、半自動、ドラム式といずれでも使用可能です。もちろん操作は人力ですよ(笑)。
皮革製品は布に比べて空気が抜けにくいこともあり、浮きやすいのが特徴。水面に浮いた場合には洗濯機を回す前に手で水の中に押し込みましょう。洗濯時間は5~6分。カビや汚れがひどいときは7~8分洗います。
洗い終わった段階で試しに革ジャンを出してみたところ、水は真っ黒!! 色落ちしているのもあるでしょうけど、ここまで黒くなると「パンクスと革ジャンパーは臭いと言われてこそ本物」を信条としているナンディさんでもビビりますね……。
洗濯機の真っ黒になった洗濯液を排水して、30秒ほど軽く脱水にかけます。洗濯物に残っている洗浄液は水で洗い流さないことに注意。
今度はすすぎ液を洗剤と同じ割合(1000:1で希釈)で「柔軟仕上剤」を洗濯槽に入れます。すすぎ洗いは2~3分程度。すすぎ液も排出したら1~3分ほど脱水をかける。
脱水しきれない各部の水気はタオルなどで吸水させます。そして柔らかい布で撫でながら洗濯シワを取っていきます。脱水後の皮革製品は縮んだ状態になるため、全体的に引っ張って形を整えておくことが大切です。十分に引っ張らないと乾燥後に裏生地が弛みますからね。
丁寧に形を整えたら陰干しします。ハンガーにタオルを巻きつけて肩パットのようにしておくと、型崩れ防止にもなります。更に半渇きになったら手で揉みほぐすと仕上がりが良くなりますよ!
革製品は天然素材のため「洗う前と変わらずしなやかなもの」、「洗う前よりも柔らかく、しなやかになるもの」、「洗う前よりも若干硬くなるもの」といったように、乾燥後の状態でどうしても差異が生まれます。硬さを感じた場合には革用保護クリームでケアしてください!
デイトナ製『レザーウォッシュ ウエア』のまとめポイント
- 皮組織保護成分と皮革用柔軟成分が入っているので自宅の洗濯機でのクリーニングが可能
- 洗濯槽次第で同系色同士ならまとめ洗い可能(同系色ならグローブなども一緒でOK)
- お湯で洗わないこと(常温の水でOKです)&脱水前に水で洗濯液を流さないこと
- 型崩れ防止洗濯ネットは必ず使う(革ジャンが入る大きなサイズも100円ショップなどで売っています)