ヘルメット伝導スピーカーがそろそろ買えるぞ!「addSound」とは一体何者!?

 

先日、他のライターさんがヘルメット伝導スピーカーについて触れられていました。

ヘルメット伝導スピーカーってなに?驚くべき特徴を解説

クラウドファンディングサイトであるマクアケで、開発者自身が「バイクで音楽を聴く」ことに最適な機材を作りたいと、量産するための資金を募っている製品のプレスリリースが出ておりましたので、ヘルメット伝導スピーカーについての自分なりの付け加えをしながらご紹介します。

(2019年10月17日現在、すでに目標金額達成したようです!)

 

バイクを運転しながら音楽を聴くということ

他の記事へのコメント等でもちらほら見かけましたが、否定的な意見も多いようですね。

 

実際にイヤホンで物理的に耳を塞いだ状態で、そこからさらにちゃんと音楽が音楽として聞こえるように音量を上げていってしまうと、周囲の音や自身のバイクの異常音は聞こえにくくなり、非常に危険です。

 

現在ヘルメット用の聴音システムとしてポピュラーなのは、小型ヘッドホンのスピーカーユニット状のものを、ヘルメット内装のイヤーパッドと置き換える形で装着するものでしょうか? 最近ではヘルメットメーカー側でもそういったものを装着することを想定して、ある程度のスペースをあらかじめ作っている場合もありますね。

 

ただ、イヤホンほどではないとはいえ、やはり音源が耳に近く、ある程度覆ってしまう位置関係になるだけに(音量によっては)スピーカーからの音が他の音をマスクしてしまいがちではあるでしょう。

 

そこで「バイクに乗って音楽を聴きたい」という比較的多い需要を満たしながら、最大限安全性にも配慮できないかと現在普及しつつあるのがヘルメット伝導スピーカーです。

 

ヘルメット伝導とは?

大いに端折っていってしまえば骨伝導を応用したもので、通常空気の振動鼓膜に受けることによって音として感じることができるのですが、その振動を直接頭蓋に伝えることで内耳に音として感知させる仕組みです。

 

これといって特別なものでもなく、日常生活している上でも自分に聞こえる自分の声の大半は骨伝導で聞こえているものです。(なので空気の振動だけで伝わる、録音された自分の声を聞くと聞きなれない声に感じます)

 

骨伝導による聴音の歴史は比較的古く、医療分野においては補聴や中耳~外耳に障碍のある方への適用や、軍事分野においては騒音下での的確な通信や状況判断等があります。有名なものではベートーベンが聴覚を失いながらも作曲を続けたといったエピソードも、中耳の硬化からの難聴を骨伝導による補聴という説の信ぴょう性が高いとされています。

バイク乗りに判りやすい?例でいえば、貫通ドライバーでエンジンやミッションの聴診をするアレですね。

 

筆者自身はこの手の製品をまだ試してみたことがないので予想ですが、イヤホンやヘルメット用スピーカーと比較した場合、耳を塞がない / 覆わないぶん回りの音も(音量を上げ過ぎない限り)それなりに聞こえやすい、四輪を運転しながら音楽を聴いているイメージに近いものになるのではないかと思われます。

 

addSound

自身もバイク乗りである開発者が「安全・簡単・快適」に最大限配慮して開発したというもので、現在は量産化に向けた資金調達の段階にあるとのことです。

 

安全に

前項でも述べたとおりヘルメット伝導では耳を直接塞ぐことがないため、周囲の音が聞こえにくくなる危険が少なくなります。

 

簡単に

取付はヘルメットのシェルに本体取り付け用のプレートを両面テープで貼りつけておいて、そこに嵌合するだけ。

スマートフォンとブルートゥースでペアリングさせることにより、各種の音楽アプリナビアプリ等の再生された音声を聞くことができます。

 

これは安全にも繋がることですが、走行中に頻繁に選曲することまではないだろう?と割り切って、ヘルメットをタップすることによる再生・停止に操作を絞っておりグローブを外す必要もありません。

筆者個人的にはカナブンアタックを受けたときにどうなるのか気になったりもしますが。

 

音量についてはシステムが走行状態を判断して自動調整とのことなので、おそらく風切り音等から判断しながら危険のない範囲でちゃんと聞こえる音量にコントロールされるようです。

 

あと、これも機能を絞り込むためか、送話機能はないためインカムとしての使用は考慮されていないようです。

 

快適に

上記の機能を絞り込んでの簡単操作も快適には一役買いますね。

加えて耳にモノを詰めることによる異物感や、音源が耳に近いことによる聴き疲れも解消されそうです。

 

実のところ筆者はこれらが非常に苦手で、ピアノやサックスを嗜むミュージシャンの端くれでありながらも、外出した際に時間を持て余したような場合でも、イヤホンで音楽を聴くことはほとんどなかったりします。

 

まとめ

ここまで期待の高まるようなことばかり書いてきましたが…… ひとつだけ危惧もあります。

実は上で書いた理由(異物感がイヤ、聴き疲れがイヤ)もあって、だいぶ昔に必要に迫られて骨伝導ヘッドホンを買いにいったことがあるのですが、その当時の市販のものは、そこそこの値段のものでも音質についてはシオシオでがっかりして購入に至らなかったことがあります。

 

音楽は低音の迫力が命!とか原音再生あってこそだろ?ってタイプの人には骨伝導タイプは根本的に向かないかもしれませんが、今はエフェクトで補正したり等でもう少し進化していたりするのでしょうか?

 

もっとも安全・簡単・快適であれば、そこそこ聴ければいいんだよといった人は、応援してみてもよいのではないでしょうか。

参考ーYoutube「addSoundプロジェクト」
株式会社あおごち

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