安くバイクレースを始める方法を伝授!最低予算は4万円台!?

サーキットを自由自在に駆け抜けていくロードレースはライダーの憧れ。各メーカーも本格的に参戦しており、もはや花形と言っても過言ではありません。

でも「バイクレースなんてプロがやっているものじゃないの?」「そもそもレースなんてお金がかるし、自分には無理」と、別世界のように思われがちなのも事実。どこかディスプレイの向こう側の出来事として見ていませんか?

 

実は、そんなことはないんです。バイクレースは誰でも始めることができます。バイクレースを始める時に一番ネックになるのがお金の問題も工夫次第ではそれなりに抑えることもできるんです。

今回は、ロードレースに10年近く関わっていた筆者が、少しでも安くロードレースを始める方法についてご紹介していきます。

 

少しでも安くバイクレースを楽しむために知っておきたいこと

少しでも安くバイクレースを始めるために抑えておきたいポイントは、次の4つが考えられます。

  • ナンバー付き車両のレースに出場する
  • 市販車ベースのクラスに中古のバイクで挑む
  • チームに加入する
  • 企業のサポートプログラムを活用する

 

ナンバー付き車両のレースに出場する【装備品+3万円~】

バイクレースと聞くと、サーキット走行用に改造されたバイクが必要なんじゃないかと思うかもしれません。しかしサーキットによってはナンバー付きのバイク、いわゆる街乗りのバイクのまま参加できるレースも存在します。

 

筑波サーキットの「筑波ツーリスト・トロフィー」や、鈴鹿サーキットの「ファン&ラン」などは有名ですね。普段街乗りで乗っている愛車でサーキットに向かい、そのままの状態でレースをすることができます。

 

もちろんレーシングスーツなどの安全装備は身に付けますが、バイクにかける費用は限りなく抑えられます。

街乗りのままサーキットを走行しますので、次の費用は確実に節約できるでしょう。

  • サーキット用のタイヤ・・・4万円
  • バックステップなどのレース用パーツ・・・3万円

また、それ以外にもナンバー付き車両の走行枠は、レーサークラスよりも1走行あたりの値段が500〜1,000円ほど安くなっています。

バイクや装備品が揃っているのであれば、

  • サーキットの走行料(1日)・・・1万円
  • レース参戦費・・・2〜3万円

合計3〜4万円ほどで始められるのです。意外と安くないですか?まずはサーキットを走ってみたいと考えている人にとってかなりおすすめのレースですね!

 

市販車ベースのクラスに中古のバイクで挑む【装備品+30万円〜】

もし本格的なレース参戦をしたいと考えているのであれば、最寄りのサーキットの地方選手権に参戦すると思います。選手権はたくさんのクラスが存在しますが、クラスによって必要な費用も大きく変わります。

 

おすすめのクラスは、市販車ベースで改造されたバイクを使って参加するレースですね。中でも、

  • JP250
  • CBR250R Dream Cup

この2つのクラスは、

  • バイク本体にかける費用が少ない
  • 転倒のリスクが少ない
  • タイヤやオイルなどの消耗品の値段も低い

というメリットがあります。

また、ヤフオクなどを見ればわかりますが、250ccクラスのレーサーバイクは中古で安く出回っており、安い場合だと30万円くらいで手に入れられることもあります。

 

そう考えると、レーシングスーツなどの安全装備やタイヤなどを合わせても50万円ほどで始めることができます。50万円であれば、他のクラスに初心者でもちょっと頑張れば始められるのではないでしょうか。

 

チームに加入する【現品支給+プライスレスなサポート】

レース活動を始めるのであれば、レーシングチームへの加入がオススメ。仲間とともにレース活動をすることもできますし、先輩に教えてもらうことでライテクや整備技術も身に付きやすくなります。

 

それ以外にもチーム員の人からバイクやパーツも安く譲ってもらったり、必要なものをレンタルすることもできるかもしれません。ただしチーム内ではお互いに協力し合うことが必要不可欠ですので、こちらから助けてあげることも忘れないように注意しましょうね。

 

企業のサポートプログラムを活用する【現品支給+割引のサポート】

実はバイクの部品や装備品を製造しているメーカーの中には、バイクレースをする人に対して商品を割引価格で販売してくれるサービスをしているところも存在します。

例えばライディングギアで有名なRSタイチでは、ロードレースのライセンスを取得していれば、装備品が割引価格で購入することもできます。

 

ただし、これはある意味スポンサーでもありますので、しっかり企画書やレースレポートを提出したり、バイクやレーシングスーツに企業のステッカーを貼ったりする必要があります。

 

まとめ:装備品が揃っていれば1レース3万円~始められる!

少しでも安くレース活動を始める方法についてご紹介しました。今回ご紹介したように既にバイクを所有しているのであれば、ナンバー付き車両のレースに参戦することもできます。最初の装備品に17万円は高いかもしれませんが、それだけ揃えてしまえばレース参加費と走行代を合わせても1レースにつき3〜4万円ほどで済みます。

 

本格的に選手権に参戦したい場合も、中古のバイクを購入すれば50万円くらい。もう一台予備のバイクを買うくらいなものです。そう考えると、意外とレースを始めるハードルって低くありませんか⁉︎

 

 

参考:本気で取り組んだら最低でも1年で60万円~

ちなみに本気でレースに取り組んだらどのくらいかかるかというと、上限はありません。でも装備品やバイク本体、走行料やガソリンなど、最低限必要なものを揃えて1年間レース活動をしたきの額はざっくりと算出できます。

 

ミニバイクレース

  • 装備品・・・17万円
  • 車両・・・30万円
  • コース走行料(年10回走行)・・・5万円
  • ガソリンなどの消耗品・・・3万円
  • レース参戦費用(年間5戦)・・・5万円
  • 合計・・・60万円

 

各サーキットの地方選手権(ST600クラス)

  • 装備品・・・17万円
  • 車両・・・100万円
  • コース走行料・・・10万円
  • ガソリンなどの消耗品・・・5万円
  • レース参戦費用(年間5戦)・・・30万円
  • 合計・・・162万円

 

全日本選手権(ST600クラス)

  • 装備品・・・17万円
  • 車両・・・100万円
  • コース走行料・・・10万円
  • ガソリンなどの消耗品・・・10万円
  • レース参戦費用(年間5戦)・・・150万円
  • 合計・・・287万円

 

ざっくり見積もってもこれだけの費用がかかります。そう考えると、よほどのお金持ちでない限り「レースを始めるのは無理!」と挫折してしまうのは当たり前ですね……。上を目指せば目指すほど、毎回練習走行はタイヤを新品にしたり、定期的にエンジンをメンテナンスしたりと、無限にお金をかけていけちゃいますし。

 

でも、常に上を目指すことだけがすべてではありません。自分のできる範囲でレースを楽しむという方法もあります。

大事なのは、金銭的にも精神的にも負担がない状態で純粋にバイクレースを楽しむこと。お金がない状況でレースを続けることほどしんどい状況はありませんからね…!

モリバイク

公式サイト

もーりー

もーりー

車・バイクジャンルのWebライター。モータースポーツの聖地鈴鹿を拠点に9年間ロードレース活動をおこなっていますので、実体験をもとに様々な情報をご紹介します。