ハロゲンやLEDにHID?意外と知らないヘッドライトの種類あれこれ

乗り物に乗る上で必要不可欠なパーツである「ヘッドライト

デザインの要と言っても過言では無いほど存在感のある、車の「目」に当たる部分ですよね。「目は口ほどに物を言う」という諺があるほど重要な部分を担うパーツですが、皆さんは自分の愛車にどんな物が装備されていますか?と聞かれたら、良く分かんないかも…… となってしまう人も多いハズ。

 

そこで今回はこんなに身近にあるのに実はよく知らない、そんなヘッドライトの種類やメカニズムについて紐解いて行こうと思います。

 

ヘッドライトの種類は大きく分けて3種類!

今現在、街で走っている車に装備されている物は主にハロゲンランプ・HID・LEDの三種類です。この順番に進化し、普及してきました。

名前は聞いた事がある!という人が多いのではないかと思います。順に紹介いたしますので、知識を深めて頂ければと思います!

 

ハロゲンランプ

ハロゲンランプはもっとも普及している光源で、1960年代に白熱電球に代わるべくして登場しました。窒素やアルゴン等の不活性ガスとハロゲンガス(ヨウ素・臭素等)を封入した電球に通電することで、発行する仕組みになっています。

 

白い発色をする物もありますが、基本的には温かみのある発色をしていて、旧車などレトロな雰囲気を醸し出すには欠かせない存在ですね。

因みにハロゲン(halogen)はギリシア語の(塩を作る)を意味する語に由来するそう。

 

HID・ディスチャージライト

HIDは「High Intensity Discharge」(高圧放電)の頭文字を取った略語です。消費電力やメンテナンス性はLEDに劣りますが、明るさは随一。

 

また、バルブのガラス管に重鎮されているガスがキセノンガスである事から「キセノンライト」とも呼ばれています。

仕組みとしては、ガラス管の中で小さな雷を起こしている様なイメージをしてもらうと分かりやすいかもしれません。「蛍光灯」も同じ原理で発光しています。

 

LED

LEDは Light Emitting Diodeの略。和名は発光ダイオード

 

60年代に発明され、当初は赤色のみだったのですが、その後黄緑色が登場。そして90年代に日本人エンジニア達によって青色の開発が成功し、この事によって光の三原色が揃い、この三色を混ぜ合わせる事によってあらゆる色が表現可能になりました。

 

車への搭載は2007年5月発売のレクサスの4代目LS600hに初搭載され、バイクでは2014年モデルのホンダ・CB1300スーパーボルドールから採用されました。デザイン性も自由度が高いので各メーカーが日々切磋琢磨し、どんどん斬新なデザインが発表されていますね!

 

ヘッドライトの宿敵ともいえる「球切れの寿命」ですがLEDは極めて高寿命で、その時間は3万時間ともいわれ、発光までのラグが極めて少なくスパッっと付いてスパッと消える特性はブレーキランプにも最適です。

LEDの登場はモーターカルチャー史に残る、革命的な進化だったと言えるでしょう。

 

番外:カーバイトランプ

変わりダネとしてこんな物もご紹介致します。大昔の車にはこんな「カーバイトランプ」というガス灯がヘッドライトとして使われている時代もありました。

今こうしてみると、色気があってとてもオシャレに見えますね!

 

トータル的に見ればやはりLEDが一番優秀!

ご自身の愛車にはどのライトが装備されていましたか?私はやっぱりハロゲンの暖かみが好き!という人もいればLEDの現代的なデザインに惹かれる人もいるでしょう。

ここ10年ほどで急速に普及したLEDはかつてガラケーからスマホにみんな乗り換えたあの時期を思い出させます。

 

経済性やルックスなど、良し悪しはあるものの、利便性や現在の交通事情を踏まえた天秤ではやはりLEDに軍配があがるのではないでしょうか。もし、あなたの愛車がそろそろヘッドライトの交換時期や「白い光で視認性も上げたい!」という要望があるのであれば、思い切って換装するのもありかもしれませんね!

 

次世代の光源としてはレーザーヘッドライトの開発が進められており、現在では一部のドイツ産の高級車にのみ搭載されています。現段階ではまだまだコスト面など課題が多く、普及が難しいのですが、近い将来当たり前の様に町中で見かける日が来るかもしれません。

今後のヘッドライトの更なる進化に期待が膨らむばかりです。

 

参考-Unsplash