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遂にホンダがEVスクーターの一般販売を開始!「EM1 e:」はタンデムも可能なシティコミューター!

遂にホンダがEVスクーターの一般販売を開始!「EM1 e:」はタンデムも可能なシティコミューター!

ホンダがミラノショー2022で世界初公開したEVスクーター「EM1 e:」はビジュアルこそ画期的ではありませんが市販化される電動バイクとして非常に注目されていますね!

そこで今回はホンダの電動化計画と過去のEVスクーターに触れつつ、話題の「EM1 e:」をご紹介しましょう。

 

ホンダEVスクーター開発の歴史を駆け足で振り返る

遂にホンダがEVスクーターの一般販売を開始!「EM1 e:」はタンデムも可能なシティコミューター!

90年代からホンダはポツリポツリと、しかし継続的にEVスクーターを発売してきました。例えば1994年に官公庁・地方自治体などに200台限定で発売された「CUV ES(シーユーヴィ イーエス)」。

ニッケル・カドミウム・バッテリー(86,4V-20Ah)をフロアステップ下部に搭載しており、家庭用100V電源で充電可能な仕様であり、これは現在にも引き継がれています。航続距離は約60kmとされていました。

 

遂にホンダがEVスクーターの一般販売を開始!「EM1 e:」はタンデムも可能なシティコミューター!

「CUV ES」の限定発売から10年後、モデル名すら与えられず発表されたのが、この「原付電動二輪車」。全長1,290mmで車両重量44kgと、車体のコンパクト化と軽量化を実現。バッテリーには360Whで軽量なニッケル水素電池がアルミフレームに内蔵されていました。

 

遂にホンダがEVスクーターの一般販売を開始!「EM1 e:」はタンデムも可能なシティコミューター!

「原付電動二輪車」と同じ2004年には、「燃料電池二輪車」も発表されました。四輪車で実績のある燃料電池技術を応用して、二輪車専用に軽量・コンパクトな燃料電池システム「Honda FC STACK」が搭載されていました。一周して意外とカッコいい…。

 

遂にホンダがEVスクーターの一般販売を開始!「EM1 e:」はタンデムも可能なシティコミューター!

2010年には「EV-neo」がビジネス用途向けに発売されました。一般の企業や個人事業主に対してはリース販売でした。

バッテリーには繰り返しの充放電や急速充電に強く、極低温時にも安定した特性を持つと定評のある東芝製リチウムイオンバッテリー(SCiB)が採用されました。バッテリー電圧 / 容量は72V / 12.6Ah、最高出力は2.8kW / 5,000rpm、航続距離は34kmでした。

 

遂にホンダがEVスクーターの一般販売を開始!「EM1 e:」はタンデムも可能なシティコミューター!

そして2015年に東京モーターショーで世界初公開されて喝采されたのが「EV Cub」。

ホンダの名車「カブ」が遂に電動に!ホンダ「EVカブ」が世界初公開【東京モーターショー2015】

詳細は過去記事をご参照ください。「EV Cub」発表の翌年となる2016年には、同社社長が会見にて「EV-CUB Conceptをベースに量産化した“EV Cub”を、2年後をめどに日本で発売します」と高らかに発表しました。

 

遂にホンダがEVスクーターの一般販売を開始!「EM1 e:」はタンデムも可能なシティコミューター!

ところが……約束の2018年に登場したのは250台限定でリース販売された「PCX ELECTRIC」。個人販売への道は険しいのです。ただし動力用電源には着脱式バッテリー「Honda Mobile Power Pack(モバイルパワーパック)」×2個が使用されており、1充電あたりの走行距離は41km。「はやく一般販売してほしい」「もう我慢できない」といった気持ちになったものです。

ちなみに筆者も以前「PCX ELECTRIC」に試乗させていただきましたが、原付二種(125cc)クラスのとしては円熟の境地に達していると感じたことを記憶しています。

 

遂にホンダがEVスクーターの一般販売を開始!「EM1 e:」はタンデムも可能なシティコミューター!

約束の2018年の翌年となる2019年には「2020年から“BENLY e:(ベンリィ イー)”シリーズを法人向けのリース販売する」と発表されました。

「BENLY e:」シリーズは着脱式バッテリー「Honda Mobile Power Pack(モバイルパワーパック)」を2個使用。走行距離は原付一種のBENLY e: Ⅰ / BENLY e: Ⅰ プロで87kmを達成していました。ここに至ってもまだ一般販売しないのか、と落胆したことが思い出されます。

一方で、ホンダのみならず、ヤマハ、スズキ、カワサキの4社が「Honda Mobile Power Pack(モバイルパワーパック)」を2輪EV用交換式バッテリーとして採用することで合意(交換式バッテリーコンソーシアム)したり、2022年10月には株式会社Gachaco(ガチャコ)が運営する「EVバイクバッテリーシェアサービス」が発足したりと、インフラ側がようやく整備され始めていました。そんな背景のもと発表されたのが「EM1 e:」なのです。

 

ホンダ「EM1 e:」はタンデムも可能なEVスクーター

遂にホンダがEVスクーターの一般販売を開始!「EM1 e:」はタンデムも可能なシティコミューター!

さてさてようやく本題。こちらがミラノショー2022で世界初公開されたホンダ「EM1 e:」です。

 

遂にホンダがEVスクーターの一般販売を開始!「EM1 e:」はタンデムも可能なシティコミューター!

遂にホンダがEVスクーターの一般販売を開始!「EM1 e:」はタンデムも可能なシティコミューター!

極めてシンプルでスタイリッシュな印象を受ける仕上がりですし「ヨーロッパ向けとは何事!」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、それでも遂にホンダがEVスクーターの一般販売を開始(2023年夏)してくれました!

 

遂にホンダがEVスクーターの一般販売を開始!「EM1 e:」はタンデムも可能なシティコミューター!

カジュアルな出立ちのモデルさんが跨っているとオシャレに感じてしまうのは筆者が旧世代だからでしょうか…。

 

遂にホンダがEVスクーターの一般販売を開始!「EM1 e:」はタンデムも可能なシティコミューター!

交換式バッテリー「Honda Mobile Power Pack e:」を1個搭載しており、最高速度は45km/h、航続距離は40km以上と発表されています。日本向けのプレスリリースで気になったのは以下の記述。大切な部分なので引用します。

充電済みのモバイルパワーパックに交換することで、充電されるのを待つことなく走行が可能になります。

コレは恐らくきっとGachaco(ガチャコ)が運営する「EVバイクバッテリーシェアサービス」を意識したものでしょう。「Honda Mobile Power Pack e:」は可搬式ですがホンダは自宅での充電ではなく、例えば道すがらにあるEVバイク専用のバッテリーステーションでの交換を想定しているのでしょう。

一方でヨーロッパ向けのリリースには「可搬式バッテリーだから自宅で簡単に充電できる」との記載があり、このあたりのインフラ整備(競争)もEVスクーターの一般販売を難しくしている要因なのかと想像できます。

 

2年前の社長の予告はコレですか……ホンダは2018年内にEV Cubを国内販売するはずなのだが……

ちなみに「EM1 e」は過去記事でご紹介した中国・五洋ホンダが発売しているEVスクーター「U-GO」を「Honda Mobile Power Pack e:」仕様に改変したモデルであるようです。

 

遂にホンダがEVスクーターの一般販売を開始!「EM1 e:」はタンデムも可能なシティコミューター!

車両全体の作りから「EM1 e」のリヤハブモーターは、そのまま「U-GO」のモーターであるように見受けられます。

 

遂にホンダがEVスクーターの一般販売を開始!「EM1 e:」はタンデムも可能なシティコミューター!

一つ驚いたのが、こんな写真が公開されていたこと。なんとタンデムまで想定しているのですね!コレは車両のメインターゲットとなる若い世代には嬉しい仕様と言えるでしょう。

なにより、ホンダのEVスクーターの一般販売が開始されるというのは非常に喜ばしい限り。日本での発売も期待しましょう!

Writer: Reggy

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ホンダ(プレスリリース)
公式サイト

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