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【令和のモトコンポ】トランスフォームする折りたたみ式の電動バイクICOMA「タタメルバイク」

【令和のモトコンポ】トランスフォームする折りたたみ式の電動バイクICOMA「タタメルバイク」

“コンパクトに折りたためるバイク”と聞かれたら、バイク好きの方であればホンダ「モトコンポ」を挙げる方が多いことでしょう。

では、”折りたためる電動バイク”と聞かれたら、何が思い浮かびますか?それは、これからご紹介するICOMA「タタメルバイク」が答えです!

 

コンパクトに折りたためるICOMA「タタメルバイク」

【令和のモトコンポ】トランスフォームする折りたたみ式の電動バイクICOMA「タタメルバイク」

ICOMA タタメルバイクの開発者兼、代表取締役の生駒崇光さん

タタメルバイクは、コンパクトに折り畳むことができる画期的な電動モビリティです。1981年にホンダから発売された「モトコンポ」がコンパクトに折りたたみバイクのパイオニアですが、タタメルバイクは”令和の折りたたみ式の電動バイク”といった位置付けと言えましょう。

こちろん他社製品でも折りたたみ式のモデルはいくつか存在しますが、ここまでコンパクトに収納できるモノはないでしょう。

このバイクを製作した株式会社ICOMAの代表である生駒崇光さんは、タカラトミーでトランスフォーマーなどの製品担当をはじめ、さまざまなロボット開発事業に携わってきた経験をもとに、独立してタタメルバイクの開発をスタートしました。折りたためるアイデアやギミックといった遊び心は、これまでに培ってきた知識や経験、技術が活かされていることが分かりますね。

 

タタメルバイクのディテール

【令和のモトコンポ】トランスフォームする折りたたみ式の電動バイクICOMA「タタメルバイク」

フロントには8インチホイールがセットされているため、走行に必要十分な安定性があります。また、前後サスペンションによって路面の衝撃を適度に吸収してくれるため、長時間走行も可能なポテンシャルを持っています。

 

【令和のモトコンポ】トランスフォームする折りたたみ式の電動バイクICOMA「タタメルバイク」

電動モビリティでは少し珍しいユニークな円形のLEDデジタルメーターが採用されています。どこかレトロで親しみやすい外観とマッチしたパーツチョイスで、旧車などのクラシックバイクが好きな方には親近感が湧くことでしょう。

 

【令和のモトコンポ】トランスフォームする折りたたみ式の電動バイクICOMA「タタメルバイク」

折たたみ式電動バイクである以上、装備や機能は必要最低限のミニマルな設計かと思いきや、このタタメルバイクには3段階のスピードコントロール機能(低速、中速、高速)が備わっています。

見た目とは裏腹にやや辛口の出力特性ですので、意外と低速でも元気よく走ってくれます。

 

【令和のモトコンポ】トランスフォームする折りたたみ式の電動バイクICOMA「タタメルバイク」

サイドパネルは取り外すこともでき、スマホケースのように気軽にドレスアップできるよう設計されています。市販化の際にはオプションとしてパネルのデザインやペイントワークも自由に選択できるようになるとのこと。

しかも今後は、キャンプなどで重宝するテーブル機能であったり、モニターを内蔵して移動型のワークスペースとしての活用など、ワクワクするようなアイデアを続々と取り入れて開発中とのことですので、生駒さんの柔軟な発想力からは今後も目が離せません!

 

【令和のモトコンポ】トランスフォームする折りたたみ式の電動バイクICOMA「タタメルバイク」

タタメルバイクはトランスフォームする(折りたたむ)と、スーツケースよりも一回り小さいコンパクトサイズになるのが最大の特長。非常に省スペース設計なのでデスク下に収納したり、ガレージ脇や玄関先でも邪魔にならず、もちろんクルマにもラクラク積載することができます。

そして、もう一つの使い方としては、3.7V換算で166,000mAhの大容量バッテリーを搭載しているので、スマホなど様々なデジタルデバイスを充電することもできるため、もしもの時の災害対策としても頼れる一台です。

 

タタメルバイクを試乗した感想

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机の下に収納できるほどの超コンパクト設計の電動バイクというだけあって、走行性能が多少なりとも犠牲になっているかと思いきや、”走る・曲がる・止まる”の基本動作において全く不安のない走行でした。

また、ほど良い高さのハンドルとステップ位置によって、原付二種ミニスポーツバイクのような乗りやすいポジションを実現しており、窮屈さも一切感じませんでした。

さらにモーターは、いわゆる電動バイク特有のトルクフルな特性で、乗っていて素直に楽しいと思える電動バイクでした。

 

自分好みにカスタマイズが可能

【令和のモトコンポ】トランスフォームする折りたたみ式の電動バイクICOMA「タタメルバイク」

タタメルバイクは『みんなでつくる、みんなのバイク』をスローガンに掲げており、今後はデザインやカラーリング、装備類をユーザーが自由に選択でき、CADデータもオープンソース化してユーザーが3Dプリンターなどを用いて自分好みのパーツを作ってカスタムやリペアが楽しめるようにしていく予定とのこと。

 

タタメルバイクのスペック

【令和のモトコンポ】トランスフォームする折りたたみ式の電動バイクICOMA「タタメルバイク」

なお、今回試乗した車両は株式会社オリジンとのコラボレーションデザインモデルでしたが、同社では他にもデザイン・素材の異なる様々なコンセプトモデルを発表しています。現在市販化に向けて開発中とのことですので、価格やスペックに関しては公式サイトまたはSNSにてご確認ください。

モーター 定格出力600W
定格電圧 51.2V
バッテリー リン酸鉄リチウム電池
バッテリー定格容量 12Ah(約0.6kWh)
車両重量 未定
全長×全幅×全高(mm) バイク状態:1,230×650×1,000
収納状態:700×260×680
クラス 原付一種(普通免許で運転可能)

※こちらの仕様はすべて開発中のもので実際の仕様と異なる可能性があります。

 

Writer: 上中達也

Information

ICOMA
公式サイト

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