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先日の「センターシール抜けにサヨナラ!井上ボーリングが「NSR250R」積年の弱点を解消!!」の記事でお伝えしました井上ボーリングさんのイベントに行ってきました。
65年間の歴史がある”井上ボーリング”
ちなみに新旧NSRが並ぶ中で、一番NSRらしからぬ車両が筆者の愛機です。センターシール以前にフォークシールが抜けていたので、1週間前にオーバーホールして行きました……というか開始20分前に到着した時点でほとんどの参加者が到着していて、皆さんの期待感も伺えます。
軽く挨拶を交わしたところで、井上ボーリングの工場見学の開始です。工場内は撮影もOKで包み隠さないリアルな井上ボーリングが垣間見れます。
職人によるクランク組立や井上ボーリング独自のプラトーホーニング、ICBMアルミメッキシリンダーといった様々な製作工程を拝見。
来場マシンには既にラビリンスシールがテストされている車両も4台ほど並んでいました。
伊藤真一のトークショー
伊藤真一さんと井上社長とのトークショーでは、通常では見聞きすることのできないお話も飛び出しましたが、この辺りは直接参加した人だけの特権でしょう。
そしてNSR乗りが待望したラビリンスシールのお披露目です!
小林技師からの詳細解説には皆さん真剣に聞き行ってました。
そもそもペラペラなシールでクランクをシールしようというのに無理があったNSRなのですが、当時はエンジンを如何に薄く・狭くすることに技術を注いでいたのでしょう。
しかし走行距離が増えるに従って“センターシールが抜ける”という症状が発生。
これはNSRの持病とも考えられてきたのですが、井上ボーリングによるラビリンスシールに変更することで、それも解消できるのです!
入り組んだ構造によって“ラビリンス=迷宮”と名付けられている。非接触シールなために動力損失が非常に少なくて長寿命というのが特徴だ。
豪華景品が揃ったじゃんけん大会
じゃんけん大会ではそのラビリンスシールクランク加工モニター無料券なども出されました。
エンジン部品の中でもクランクは大きな力を受け止めている。そのシールを強靭なものに変更することで、末永く愛車を乗り続けることが可能になる。井上ボーリングの持つ技術を投入することで古いバイクも新たに蘇るのだ。
ラビリンスシールの詳細
NSR250Rラビリンスシール 101,000円(税抜)
- MC21&MC28用 クランク分解組立芯出し工賃、部品代込み
- MC28ベアリング3個、大端ベアリング2個、ワッシャー4枚