ブレーキ何本指で握ってる?実はそれぞれにメリットあり!

数あるライテクの中で最も重要なことってなんでしょう。スムーズなアクセルワーク?それともキレイなライン取り?

実はなにより大切で難しいのは止まること」。特にフロントブレーキの握り方がキーになります。

 

それぞれメリットがある4種類の握り方

フロントブレーキは、マスターシリンダーと呼ばれる部品でレバーを押す力が増強されてキャリパーに伝わるため、握力が少ない人でも問題なく止まれるようにできています。さらにレバーに加える力加減を変えることで、微妙で繊細なブレーキコントロールができるようになっています。

 

そうなると、レバーの握り方も密接に関係してきます。何本の指で握るかは意見が分かれるところですが、主に1〜4本指と4通りのパターンがあります。面白いことに、それぞれにメリットがあるのでご紹介していきます。

 

力一杯ブレーキなら4本指

ブレーキを4本の指で握ると、指の力を最大限使えるため、制動力を大きくできるメリットがあります。教習所で最初に習うのもコレ。いざという時のことを考えると、いつでも強めに握れるにこしたことはありません。

ところが初心者向けかというとそうでもなくて、MotoGPライダーでも4本指ブレーキをしている人がたくさんいます。強烈なブレーキングが必要なレースシーンでは、制動力を上げるためにしっかり握り込まなくちゃいけないですし。

 

力一杯ブレーキをかける時は、とにかく4本指。握力が弱い人や、指が短い人でも確実に力が伝達させられるので、誰にでもオススメです。

 

操作性と安定性を兼ね備えた3本指

外側3本指を使ってブレーキレバーを握る方法は、4本指には劣るものの、強めの力でブレーキがかけられることがポイント。さらに人差し指でスロットルを握るため、掌をいくらかきちんと固定できて、力加減のコントロールがしやすくなります。ある程度の繊細さと安定性を確保したいなら3本指にしましょう。女性ライダーにもオススメです。

 

2パターンある2本指は上級者向け

他の握り方とは違って、2本指を使ってブレーキレバーを握る方法は2つあります。

 

人差し指+中指

 

中指+薬指

2本指は、スロットルをしっかり握ったままブレーキレバーが入力できるため、繊細なブレーキ加減が調整できる上級者向け。シフトダウン時のショックを無くすためのブリッピングシフトダウンもやりやすくなります

どちらかと言うと、中指+薬指のほうがしっかり指で引っ掛けられるため、慣れるとさらにきめ細やかなブレーキ操作ができます。極めていけば、ブレーキを引きずったままアクセルを開けるといった速く走るためのテクニックもやりやすくなります。

 

ただし2本指だと、どうしてもレバーを握る力に限界があります。さらに小指や薬指が短い人や、握力自体が弱い人だと疲れやすくなりがちなので、サーキットや峠をカッコよく走りたいなら、効きが良いブレーキパッドやブレーキローターに交換するといった対策をしておくと吉です。

 

グリップを強く握りたいなら1本指

中指だけでブレーキレバーを握る1本指は、残りの4本指でしっかりグリップが握れて安心感抜群。さらにハンドル全体をしっかり握れるので、実はブレーキの効きを一番調整しやすい握り方でもあるんです。

さらにグリップを握りながらのブレーキ操作は、すぐにアクセルを開ける動作にも繋げられて、滑らかな加速ができます。

 

ただし1本指はレバーを握る力に限界があります。スーパースポーツなど、ブレーキ自体が非常に強力なものであれば、1本指でも問題なく制動できますが、それでも一定以上の握力が必要。ブレーキパッドを精度が良いものに交換したり、ブレーキレバーの位置を調整したりして1本指でも万が一の時にしっかり止まれるように工夫する必要があります。

 

人差し指ではうまくレバーを引けない

注意したいのが、人差し指は絶対に使わないこと。ブレーキレバーの根元を握ることになってしまって、しっかり握り込もうと思うととんでもなく指の力が必要になります。これではとっさの時にうまく止まれないってものです。

 

まとめ:特徴を把握して自分のやりやすい握り方を探してみましょう

ブレーキの握り方は何通りもあり、人によって好みが違います。一概にどれが良いとは言い切れないところもあり、色々トライして自分が最も安全に操作できる方法を見つけるのがベストです。

ただしブレーキの握り方を変える時は、くれぐれも安全に止まれる状況で練習するようにしましょう。慣れない操作をおこなうことになり、いつもよりも不安定なブレーキングになりがちですから。新たな発見とともに、さらにライテクが向上することを願っています。

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もーりー

車・バイクジャンルのWebライター。モータースポーツの聖地鈴鹿を拠点に9年間ロードレース活動をおこなっていますので、実体験をもとに様々な情報をご紹介します。