クラシカルなのに中身は最新!? いま「レストモッド」が熱い!

レストモッド

エアコンがなければパワステもない、さらにはエンジン始動のために細かなセッティングが必要と、旧車はドライバーに多くを求めます。それゆえ現代では維持するために一際手間がかかりますし、純正部品はすでに購入できなかったりと、オーナーになってからの道のりは険しいものです。

そこで注目したいのが「レストモッド」と呼ばれる旧車の嗜み方。完全オリジナルにこだわらず、現代で手に入りやすいパーツで現代的にアップデートを図った車両のことで、現代にマッチした快適な”旧車”ライフを送ることができます。

 

旧車にレストアとモディファイを施す

レストモッド

ACサンクチュアリーのコンプリートマシン「RCM」もまた、旧車界隈では人気。美しいボディワークと近代的な走りを実現している。

レストモッドとは、レストアとモディファイをかけ合わせた造語です。その名の示す通り、ボディワークの部分ではレストアを施しつつ、その旧車が発売されていた当時よりも高性能なパーツや機構を採用することでアップデートを図っています。

クルマのレストモッドの例を挙げると、近代的なR134a形式のエアコン装着や現行モデルで採用されているエンジンへの載せ換え、バイクなら現行モデルの足回り移植やデジタルメーターの装着などといった形です。「古い乗り物を快適に楽しむこと」や「オリジナルにこだわることなく旧車の運転を楽しむ」ことに重きが置かれています。

 

あの名車を近代化したロッキーオート「R3000GT」

ロッキーオートR3000GT

クルマのレストモッドで代表的なショップの1つが、愛知県岡崎市に店を構えるロッキーオートです。中でも往年の名車トヨタ「2000GT」の現代版レプリカ「R3000GT」の登場はレストア界隈にかなりの衝撃をもたらしました。

 

ロッキーオートR3000GT

ボディやドアなどの外装はオリジナルから型取りすることで、部品レベルで再現。中身は90年代以降のトヨタ「スープラ」に搭載されたエンジンやサスペンションの採用をはじめとして、かなり近代的な構成となっています。

 

ロッキーオートR3000GT

エアコンやパワーステアリングなどの快適装備も搭載しており、当時の外観や内装により近いデザインを味わいながら、ドライバーや同乗者に優しいドライブを体験できるのです。

こちらのお値段は2,380万円~。状態のいい2000GTは1億円を超える値がつくこともあることを鑑みると、かなりリーズナブルといえます。

 

新車を超える性能と美観を兼ね備えた究極の「カタナ」

神戸ユニコーン

バイクでは、「世界唯一のKATANA総合専門店」として知られるユニコーンジャパンが有名でしょう。1980年に登場した先代スズキ「カタナ」をベースにしたカスタム車両を数多く制作しており、国内で最も同モデルを知り尽くしているショップといっても過言ではありません。

同社が請け負うレストアには段階があり、最上級の「ULTIMATE」は必見。「新車以上の美しさとコンディション」のさらにその上をいくレベルにまでカタナを完成させています。

 

神戸ユニコーン

車両はすべて全バラにしてから作業。フレ-ムひとつとっても、隅々までバリ取り、溶接跡の研磨作業を行い平滑化しています。さらに美観との兼ね合いをみつつ補強し、その上で耐久性の高いパウダーコーティングを実施。エンジンやミッションも、職人的な技や最新の技術を使って、部品一つから高い精度を実現しています。

最新のパーツとしてアルミタンクやマグネシウム鍛造ホイール、フルチタンマフラーなど、贅沢なパーツが奢られています。

 

神戸ユニコーン

ちなみにお値段は1,000万円~とかなりプレミアム。でも旧カタナを愛好するバイカーにとっては憧れの一台といえる存在です。

 

進化した旧車を楽しもう

レストモッドは「デザインはかっこいいけど、乗り心地や維持費を考えると旧車はハードル高いかも」と諦めてきたユーザーを旧車の世界へいざなってくれます。多少初期投資がかかっても、この先10年以上安心して所有できることを考えればむしろコスパもいいかもしれません。

電動化を図るEVコンバージョンもちらほら見かけるようになってきましたし、新しい旧車の楽しみ方として普及していきそうですね。

ロッキーオート

公式サイト

ユニコーンジャパン

公式サイト

ジョン スミス

ジョン スミス

XLR 250 BAJAで腕磨いてます。デミオでラリーに参戦中、目指せフル参戦。好きなバイクメーカーはイタリアのMV AGUSTA。