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アメリカのカスタムパーツメーカー「パフォーマンス・マシン(通称:PM)」創業者の息子としてこの世に生を受けた、カスタムパーツ界のサラブレット、ローランド・サンズ氏。彼が率いる、これまたカスタムパーツメーカーであり、バイクをトータルでデザインする会社「ローランド・サンズ・デザイン(通称:RSD)」。
そんなRSDが、ヤマハの名作2ストロークバイク「RD400」のエンジンをベースに、カスタムマシンを製作しましたのでご紹介いたします。
名づけて2ストローク攻撃!?
1974年式RD400のエンジンを搭載するフレームは1997年式「TZ250 GP」のモノをチョイス。
また、PM製マグネシウムホイール、オーリンズ製正立フロントフォーク、ダンロップ製スリックタイヤが装備された、本気のレースモデルに仕上がっています。何より無数にドリルド加工が施されている点が実にレーシーです。
もちろん内燃機はローランドサンズの名チューナー Ed Erlenbacher氏によって、抜かりなくセッティング済み!
ペイントにはピンストライプ&シルバーリーフで「2ストローク攻撃」と日本語で描かれています。
なんだかバトルスーツを着たライダーを連想させます…。
このペイントは、英語名で「2 Stroke Attack」と名づけられたことに由来しています。
この真鍮製の鋳物カバーですが、チョッパー・デイブ製のポイントカバーに似ていると思うのは筆者だけでしょうか。
車両全体のイメージをより攻撃的なものにしているのが、こちらのロケットカウル。ペイトンプレイス製ロケットカウルのようなスタイリッシュなラインが魅力。
ベース車両はこちら
<RD400のスペック>
エンジン形式:空冷2ストローク並列2気筒
排気量:398cc
最高出力:40ps(29.0kw)/8,000rpm
最大トルク:3.8kg・m(37.3N・m)/7,500rpm
車両重量:153kg
いかがだったでしょうか。
RSDといえばやはりVツインを得意とするパーツメーカーとして有名ですが、意外にも2ストロークにおいても、その類稀なるセンスを遺憾なく発揮しています。
今後も精力的に2ストロークマシンのカスタムに着手し、2ストブームが再加熱してもらいたいものです。
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画像 – YAMAHA : RD400
参考 – Roland Sands Design