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東京ビッグサイトで開催された「第51回 東京モーターサイクルショー」の各メーカーブースを紹介していますが、スズキは国内販売直後の注目モデルから小~中排気量モデルを大量に展示していました!
2024年1月に発売された「GSX-8R」が最大の注目
最初にご紹介するのは、昨秋に開催されたEICMA(ミラノショー2023)で世界初公開され、2024年1月に国内販売が開始されたばかりのニューモデル「GSX-8R」です。
新開発された革新的な並列2気筒775ccエンジンを搭載したフルカウルスポーツモデルですが、街中やワインディングに寄り添う扱いやすさと、ロングツーリングやサーキットでのスポーツ走行を爽快に楽しむことができる、懐の深さが魅力です。
スズキ二輪 営業統括部 広報営業企画部 営業企画課長の板井 一隆さん(以下:板井さん)が教えてくださいました。
「反響は想像していた以上です。大型二輪ですから購入してくださるのは経験豊富なライダーさんが中心ですが、若い方も少なからず興味を持っていただけています。「GSX-8R」はGSX-RシリーズのDNAを引き継ぎつつ、スズキのスポーツバイクの新時代を切り拓くデザインを採用しています。これが高く評価されているものと思われます。
また、今の若いライダーの方は、最高出力や4気筒エンジンへの憧れが、それほど強くないように思います。それよりも自分の好みやライフスタイルにフィットしているかどうか、を重視する。そこに、この万能性が高くて新しい時代を感じさせる「GSX-8R」が合致しているのかもしれませんね」
スズキ好きであれば、注目するのはエンジン。2軸1次バランサー「スズキクロスバランサー」を採用しており、エンジンから発生する振動を抑制し、小型化と軽快なハンドリングを実現しています。
車両そのものが持つ懐の深さとデザインの新しさ、それに入魂のエンジン……「GSX-8R」が注目される理由がよくわかりました!
「GSX-S1000GX」には経験豊富なライダーが熱視線を浴びせる
次にご紹介するのは、「GSX-S1000GX」です。こちらも「GSX-8R」と同じく、EICMA2023で世界初公開され、2024年1月に国内販売が開始されたばかりのクロスオーバータイプのニューモデルです。
板井さんによると「GSX-S1000GX」は経験豊富なライダーの注目度が高いそうです。また、スズキはアドベンチャースポーツモデルを各排気量でフルラインアップしていますが、いずれもシート高が高い。ところが「GSX-S1000GX」のシート高は830mmとかなり低くなっており、オフロードに足を踏み入れる機会が多くないのであれば、「GSX-S1000GX」が合理的という方も多いはずです。
「GSX-S1000GX」の存在意義がよくわかりました!
「Vストローム250SX」の登場で「Vストローム」が売れた⁉
昨夏に国内販売が開始されたばかりの、「Vストローム250SX」も展示されていました。スズキファン感涙間違いないしの油冷単気筒エンジンを搭載した、軽二輪アドベンチャースポーツモデルです。
「ご存知かもしれませんが、「Vストローム250SX」の発売開始前から、弊社は並列2気筒エンジンを搭載した「Vストローム250」をラインアップしていました。
軽くて前19・後17インチホイール+専用設計のセミブロック調パターンタイヤを装備した「Vストローム250SX」はオフロード志向、ツーリング志向の方には「Vストローム250」と、すみ分けできると考えていましたが、その通りになりましたね。
お客様がしっかり両車の良さを見極めてくださっている。嬉しくなりました!」(板井さん)
「GSX-R125」は初心者向けではありません!
125ccクラス唯一のスーパースポーツモデルとして登場したのが「GSX-R125」です。今でもトップクラスのパフォーマンスと、このGSX-Rシリーズに相応しいアグレッシブなエクステリアで不動の地位を確保しています。
ここで板井さんが面白い話をしてくださいました。
「実は私事で恐縮ですが、私も「GSX-R125」を購入して通勤に使っているんですよ。
ビッグバイクではシフト操作が雑でも走りますが、「GSX-R125」ではそうは行きません。回転を合わせて適切なタイミングでシフトチェンジすることが求められます。それが快感なのです」
なるほど……ついつい125ccという排気量から軽く見てしまいますが、最高出力を10,500回転、最大トルクを8,500回転で発揮する高回転型エンジンをビシっと操作するのは爽快に違いありません。それを知るベテランもまた「GSX-R125」人気を支えているのかも知れません。
サステナブル燃料で鈴鹿8耐に参戦
最後にご紹介するのは、8耐レーサーの「チームスズキCNチャレンジ GSX-R1000R」です。
スズキは7月に開催される「鈴鹿8時間耐久ロードレース 第45回大会」に、燃料のほか複数のサステナブルアイテムを使用して参戦すると発表しました。
スズキが使用する燃料は40%バイオ由来のFIM公認サステナブル燃料なのですが、残念ながらこの燃料はFIM世界耐久選手権(EWC)公式燃料ではないため、実験的クラスとして設定される「エクスペリメンタルクラス」での参戦となります。
40%バイオ由来のサステナブル燃料でのスズキの挑戦、この夏は皆で応援しましょう!