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大人気大反響がありました「キャブレターって言ってない?」の記事へのコメントで頂いたんですけど、ワイシャツの「ワイ」の意味ってだいぶ誤解されてるみたいですね。
そして服飾系の方に聞いてみたところ、いやもう知らなかったこと・誤解してたことが出るわ出るわ。今日は皆さまに服にまつわる誤解されがちなトリビアを4つご紹介したいと思います!
ワイシャツの「ワイ」は「Y」じゃない!
「Yシャツ」とも表記されるくらい「ワイシャツ」は「Y」のイメージが強いですが、実は発祥は全く違ったようですね。本来は「White Shirt」という名前で、日本にホワイトシャツが伝わったときに発音を聞き取れず「ワイシャツ」になってしまったそうです。
なんだか「ラムネ(Lemonade)」「アイロン(Iron)」「ミシン(Machine)」と似てますね、少し情けない発祥です。
ワイシャツはパンツだった!? 意外と知らないワイシャツの起源
なかなか知られてない事実として、今のワイシャツの姿かたちはごく最近完成されたもので、実は昔はパンツの役割も果たしてたということがあります。
昔のワイシャツの裾はもっと長く、前後を股の下で合わせて下着として使用していました。もしあなたがアンティークな古着屋さんで、古くて裾が長いシャツを見つけたとして、股間部分にシミがついている場合は…… まあつまりはそういうことなんでしょう。
ボタンダウンはビジネス向きじゃないですwww
だいぶ世間に普及している「ボタンダウン」ですが、実はその発祥はスポーツにあります。昔、ポロ選手が襟付きのシャツを着てプレーしていたところ、足の速い馬に乗っているものですから風で襟がパタパタとはためいてウザかったそうです。
それをボタンで固定して動かないようにした、というのがどうやら「ボタンダウン」の発祥だったようです。かなりスポーティなもので、フォーマル向きではなかったんですね。
女性用ワイシャツの前ボタンが左にある理由
女性用のワイシャツって大体左に前ボタンがありますけど、果たしてあれがなぜなのかを知っている人は意外と少ないんですよね。
しかしちゃんと歴史的な背景があるようで、13世紀のヨーロッパでボタン付きのワイシャツとは貴族が着用するものでした。そして女性には服を着せる使用人というものがありました。
その使用人たちが服を着せる工程で、一般的に右利きが多いこともあり、向かって左側にボタンがあった方が着せやすいからそれに合わせた、というのが発祥なのだそうです。
いかがだったでしょうか、今やあたりまえのように着られている「ワイシャツ」ではありますが、そのあたりまえの発祥は意外と古いところにあったりします。実はとんでもなく由緒正しい衣服だったんですね!
以上、「ワイシャツのトリビア4選」のご紹介でした!