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いぶし銀の装甲板が熱いぜ。BMW R nineTカスタムが宇宙すぎる

いぶし銀の装甲板が熱いぜ。BMW R nineTカスタムが宇宙すぎる

ヨーロッパやアメリカで名の知れたロシアのビルダー Zillers Garageは、常に挑戦的なカスタムバイクを世に送り出しています。そんな彼らがBMWモトラッドから直接依頼を受け、ネイキッドバイク R NineTをベースに一台のカスタムを仕上げました。

 

メーカー直々の依頼ということもあり、ほんの少し派手にした正統派カスタムにするかと思いきや、そこはカスタムの老舗。純正なんぞ知らん!と言わんばかりのオリジナルパーツがふんだんに使用されています。

 

フルメタルジャケットばりにアルミパーツで覆われたボディ

いぶし銀の装甲板が熱いぜ。BMW R nineTカスタムが宇宙すぎる

もう見た目からして、元のR NineTからは想像もできないほどスペーシーに変貌しています。ヘッドライトからハンドル周り、さらにはエンジン周りに至るまで、バイク全体が流線型のアルミボディで覆われています。まるで貫通力の向上を目的として硬い金属のコーティングで覆われた弾丸「フルメタルジャケット」のようです。大気を切り裂きながら走る姿が容易に想像できますね。

 

ショップのオリジナルパーツで演出された宇宙観

いぶし銀の装甲板が熱いぜ。BMW R nineTカスタムが宇宙すぎる

デザインからは、1970年代の人々が思い描いた未来感へのインスパイアを見て取れます。いぶし銀の装甲板が組み合わされたような外観は宇宙船やコロニーを思わせますし、スター・ウォーズに機動戦士ガンダムといったSF作品に傾倒した人なら、この良さがわかるハズ。

 

人工知能HALのようなヘッドライト

いぶし銀の装甲板が熱いぜ。BMW R nineTカスタムが宇宙すぎる

各部を見ていきましょう。ボディと一体化された一眼ヘッドライトをまじまじとみていると、なんだか話しかけてきそうな気がしてしまいます。エンジンを切るときに「怖い、怖いよデイブ…」なんて空耳が聞こえてきちゃいそうなんて思うのは、SF映画「2001年宇宙の旅」の見すぎでしょうか。残念なことにHAL9000型コンピューターのような人工知能は搭載されていませんけれど……。

 

いぶし銀の装甲板が熱いぜ。BMW R nineTカスタムが宇宙すぎる

ボディ後方部分に目を移すと、リアテールライトもまたアルミ製テールカバーに埋め込まれています。ソリッドな金属の中から暖かな光を放つその様はどこか神秘的です。

ちなみにテールカバー内には収納スペースが設けられていて、USB充電ポートとソケット差し込み口が用意されています。ぶっ飛んだ外観からは想像できないほどユーザーフレンドリーに考えられているなんてニクいです。

 

ボタン操作で着地

ところで、写真を見ていてなにか不思議なことに気づきませんか?そう、スタンドがまったくないのに直立しているんです。まさか重力制御装置内蔵!?

 

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なんて、そんなことはありません。実はボディ下部を地面に当てて駐輪できるように設計されているのです。秘密はフロントフォーク。空気圧の増減で車高を上下させられるエアサス機構を持っているから実現できたわけです。走り出すたび、ロボットに乗り込む高揚感を味あわせてくれそうです。

 

いぶし銀の装甲板が熱いぜ。BMW R nineTカスタムが宇宙すぎる

操作は燃料タンク上に配置されたスイッチで行います。それぞれにground(着地)を意味するGとstand(起立)を意味するSが記されているところにも、ギークなこだわりを感じてしまいます。

 

SF映画好きをうならせるマスターピース

いぶし銀の装甲板が熱いぜ。BMW R nineTカスタムが宇宙すぎる

公開前の新作SF映画の小道具といわれてもまったく違和感のないZillers GarageのBMW R9Tカスタム。外観のみならず駐停車にまで踏み込んで世界観を作り込んでいるところは見事としかいいようがありません。

こんなバイクが手元にあったら、眺めているだけでもワクワクできそうです。GボタンとSボタンを交互に押したら、たちまちそこは子供時代。ロボットや宇宙に憧れていた素直な心を思い出せることでしょう。

 

Zilllers Garage

Russia

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