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快適な乗り心地のスクーター、軽量なボディが特徴の「E-Vino」。電動バイクなので、ガソリンスタンドに行かなくてもいいのが嬉しい。
条件付きですが、補助金制度もありますよ。
電気代はかなりのお得感!スペアがあれば通勤もいける!?
静かで環境に優しいクリーンなバイクで、1回の充電にかかる電気代は14円です。満タン充電での航続距離は、約29km。ただし、道路の状況や走行モード、走り方、気温や車載重量などで走行距離は変わるので、あくまでも参考距離になります。さらに、別売りのスペアのバッテリーの使用で最大約58kmまで走ることができます。(30km / hで標準モードでのテスト走行結果)
ヤマハのホームページでは、出発地と目的地を入力すると、「E-Vino」で何往復できるかWeb上でシュミレーションが可能に。「スペアのバッテリーがあると往復できます。」「行先で充電した方が良いかも!」とアドバイスをしてもらえますよ。
ルート内に坂道がある場合でも、地図上で距離を計測し充電の必要があるかどうかすぐにわかります。通勤や通学にどのくらい走って、充電が必要なのか参考になりますね。
充電時間は妥当?帰宅後に自宅で充電できる!
シート下のトランクには、10Lの収納スペースがあります。着脱式のバッテリーは、新型の50Vで高エネルギー密度のリチウムイオンバッテリーを搭載。重さは6kgほどで取り外しができるので、自宅の部屋の充電器につなぎ100Vの電源に差し込むだけで約3時間ほどで充電が完了します。
エンジンをかける時は、メーターの「MODE」か「SELECT」のどちらかのボタンを押し、「RUN」のマークが点灯すると発進できます。走行の状況に応じてモードの切り替えも可能です。右ハンドルにはブースト機能が装備され、スイッチを押すと30秒間作動し登坂で大活躍。デジタル式の液晶メーターには、速度やバッテリーの残量、走行モードなどが表示されます。
車両の重量は68kgと他のスクーターより軽く、取り回しも楽な設計。現行のVinoと同じ仕様で、快適な乗り心地とライディングポジション、クッション性の高いサスペンションが特徴です。動力源となっているのは、3相のブラシレスDCモニターで、ロスの少ないギア駆動方式、モーターの出力制御は、コントローラでの統合制御モデルです。
手続きは簡単!補助金制度あり!
E-Vinoは、クリーンエネルギー自動車導入事業費補助金(CEV補助金)の対象モデルです。環境の性能の良いモデルの買い替えや新たな購入の促進を目的とした制度で、条件を満たした場合には、費用の一部(26,000円)を国が負担してくれるものです。平成29年度のCEV補助金の対象となるのは、平成29年4月28日以降に初登録された車両となります。
手続きは書類の提出だけで、車両の登録1カ月以内に条件を満たしていることを証明する、各種書類を1回提出することが必要です。こちらの書類は、申請者によって提出する書類がことなるので注意しましょう。その他の応募要件として、初度登録したE-Vinoであり自家用、代金の支払いが完了していること、3年間の保有義務などがあります。
補助金制度は、とても嬉しいのですが。3年間の保有義務付きなので、1回だけでなく3回の補助金が出れば検討の余地があるかもしれないですね。もう少し充電時間が短くなれば、さらに便利になりそうです。
「E-Vino」スペック
全長×全幅×全高:1,675mm×660mm×1,005mm
シート高:715mm
軸間距離:1,160mm
車両重量:68kg
1充電走行距離:29km(30km / h)
最高出力:1.6ps / 3760r / min
最大トルク:0.80kgf・m / 330r / min
バッテリー種類:リチウムイオン電池、ESB4-0
バッテリー電圧 / 容量:50V-10AH(10H)
バッテリー充電電源:定電流・定電圧充電
充電時間:約3時間
価格:236,520円