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BMWモトラッドの公式サイト(グローバル)がオーストリアのカスタムビルダーとコラボした、スタイリッシュなコンセプトモデルを公開しました。
BMWモトラッドは頻繁にカスタムビルダーとコラボしてコンセプトモデルを発表していますが、今回のベース車両はなんとEVスクーターの「CE 04」。その出来が素晴らしいのでご紹介しましょう!
ベースはEVスクーターのBMWモトラッド「CE 04」
こちらが今回のベースモデルとなったBMWモトラッド「CE 04」。日本においては2022年4月に発売が開始されたばかりの新しいモデルになります。
ご覧のようなスタイリッシュかつモダン、近未来的なエクステリアに目を奪われます。ABSやASC(オート・スタビリティ・コントロール)、DTC(ダイナミック・トラクション・コントロール)やABS Proを標準装備しています。さらにバックレストやシートヒーターを備えたシートや電子式リバースシステムも装備。美しさと新しさ、それに快適性を備えています。
しかし「CE 04」最大の特徴はEVスクーターであること。これに尽きます。
バッテリー容量は8.9kWhであり最高出力31kwの電動モーターを駆動して走行します。
航続距離は約130kmと驚くほどの数値ではありませんが、それは本モデルが基本的にはシティコミューターだからでしょう。
ベースはEVスクーターのBMWモトラッド「CE 04」
シティコミューターであるはずの「CE 04」ですが今回発表されたコンセプトモデル「CE 04 Vagabund Moto Concept」には、ちょっとした冒険的(サーフトリップ)な要素が加えられています。
こんな具合にサーフボードを搭載できるのです。
シート後部にはトップケースを備えて収納力を増しています。
モダンなシティコミューター「CE 04」をスタイリッシュ&多機能に仕立て上げたのは、オーストリア第二の都市グラーツを本拠地にするカスタムビルダーVagabund Moto。BMWモトラッドや日本車をベースにしたカスタムバイクのほか、四輪カスタムやメーカーとのコラボレーション、果ては美術作品にまで進出している新進気鋭のカスタムビルダー。その作風は本車両からも分かるように、スタイリッシュです。
本車両のコンセプトは「スタイリッシュで多機能な都市型 e スクーター」とのこと。Vagabund Motoの創設者兼マネージングディレクターであるPaul Brauchart氏は、
モビリティのニーズがそれぞれの個性と同じくらい個人的なものであることを示しています。
と述べています。簡単に言えば、みんな「CE 04」で好きなように遊んじゃえよってことですかね?日本で1980年代後半から1990年代初めにビッグスクーター・ブームが起こる前は、250ccクラスのスクーターはオッサン専用車でしかありませんでした。それを変えたのは発想が自由な若者。思い思いの方向にカスタマイズして、モーターサイクルライフを楽しんでいました。
この「CE 04」を見ると、そんな昔を思い出します。スタイリッシュで多機能な都市型eスクーター、日本でももっと流行るといいですね!