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ドゥカティ「スクランブラー」が世界的に人気を博していますね。
そこで今回は、イタリアのドゥカティ本社がプロデュースし、有力ビルダーが製作した、「スクランブラー Sixty 2」ベースのカスタム車両を2台ご紹介しましょう!
ドゥカティ・スクランブラー R/T
まず最初にご紹介するのはコチラ! ビンテージ・モトクロッサー風味にカスタムされた1台です。手掛けたのは、以前for Rideで「モトグッツィのサイドカー」を紹介したAnvil Motocicletteです。
70年代にアメリカ市場で爆発的な人気モデルとなった、ドゥカティ・スクランブラー(単気筒)をモチーフとしており、極めてシンプルに仕上げられています。
腰高でシンプルなシルエットとすべく、フレーム後端を大胆にカット。ワンオフ製作したフレームを溶接しています。
ハンドルバーはご覧の通り、ビンテージ・モトクロッサーそのもの、といった形状。グリップラバーはシートレザーにマッチさせたホワイトに変更されています。
オリジナルで製作した外装類は見事な仕上がり! タンクキャップのセレクト、ステー類の取り回しの上手さなど、細部にまで手が行き届いていることが分かります。
こうして仕上げられた車両は、2017年1月にイタリアで開催されたMotor Bike Expoのドゥカティブースにて展示されたそうです。
昨年末に発表されたニューモデル「スクランブラー・デザートスレッド」をご紹介しましたが、さすがにプロがカスタムした車両、似た方向性ながら「Scrambler R/T」は、より魅力的に感じられますね。
ドゥカティ・スクランブラー Essenza
次にご紹介するのはSouth Garageの作品。ベースはもちろん「スクランブラー Sixty 2」です。
コチラのカスタムは、打って変わってカフェレーサーに仕上げています。
https://forride.jp/motorcycle/scrambler-cafe-racer
「デザートスレッド」と同じく、昨年末にリリースされた「スクランブラー・カフェレーサー」も当サイトでご紹介しましたが、やはりこの「Essenza」はスペシャル感に満ちています。(当たり前ですが)
特徴的な2本出しマフラー、テールライトがビルトインされたシングルシートカウル、バフ掛けされたリアアームが目を引きますが……、
最大のポイントは何といっても見事なマッチングをみせるフロントカウルでしょう! この角度からは普通に見えますが、正面から見ると……、
あら不思議、スケルトン仕様となっており、しかも非常にユニークな形状です。
削り出しのトップブリッジとレバー類、セパレートハンドル、それにレザー巻きのハンドルグリップも美しい!
ドゥカティ本社がプロデュースして有力ビルダーが製作!
ドゥカティ本社がプロデュースして、Anvil MotocicletteとSouth Garageという有力ビルダーが製作した2台のカスタム車両。全く違うコンセプトの両カスタムですが、スペシャリティな雰囲気満点でカッコよかったですね!
これから「デザートスレッド」と「カフェレーサー」の販売が始まりますが、両モデルをカスタムする際のヒントにもなるのではないでしょうか。