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世界的認知度を誇るインドのモーターサイクルメーカー、ロイヤルエンフィールド。ファンにとっては言わずもがな、ロイヤルエンフィールドのオリジンはイギリスです。そんなロイヤルエンフィールドはイギリスの植民地であったインドで350cc&500cc単気筒モデルのバイクを生産していましたが、その生産設備一式をインド企業が引き継いぐかたちで現在のロイヤルエンフィールドへと繋がっています。そんな同社も今では豊富なラインアップを誇るグローバルなモーターサイクルメーカーへと成長を遂げていることはご存知の通り。
今回は、そんなロイヤルエンフィールドがEICMA2022で世界初公開した魅力的なクルーザーモデルをご紹介致します!
「Super Meteor 650」はコンパクトサイズのクルーザー!

こちらが世界初公開となったロイヤルエンフィールドのクルーザーモデル「Super Meteor 650(スーパーメテオ650)」です。
ゆったりとしたライディングポジションのクルーザーモデルで、マッシブなボディワークから安定感と力強さを感じますね。スーパーメテオ650の詳しい情報は後述します。

スタンダードモデル以外にも、ツアラーモデルも展示されていました。

また、ロイヤルエンフィールドでは既に今回ご紹介するスーパーメテオ650以外にも650ccモデルをラインアップしています。それがベーシックなロードスポーツモデルの「インターセプター650」です。
総排気量648ccの空冷4ストローク並列2気筒SOHCエンジンを搭載しており、癖のないネオクラシックモデルとして欧州のライダーにも広く受け入れられています。

そして、「インターセプター650」をベースにカフェレーサーに仕立てたモデルが「コンチネンタルGT」です。
基本的な機能パーツは「インターセプター650」と共有しつつ、ガソリンタンク、バックステップ、低く設定したセパレートハンドル、メーターバイザー、2本出しのリバースコーンマフラー等の装備により、古き良きブリティッシュモーターサイクルのカルチャーを彷彿とさせる見事なカフェレーサーに仕上げられ、これまた欧州を中心に人気を博しています。

つまりはロイヤルエンフィールドの650ccクラスのラインアップを拡充すべく投入されたのが、新しいクルーザー「スーパーメテオ650」なのです。
「スーパーメテオ650」のディテール

スーパーメテオ650のディテールをみてみると、開発にあたり相当の労力を費やしたことがうかがえます。エンジンこそ「インターセプター650」との共有のコンポーネントですが、メインフレーム、サスペンションジオメトリ、タンク、サイドパネル、スイングアームなどは、すべて本モデルのために新設計されています。
ご存知のとおりロイヤルエンフィールドには「スーパーメテオ350」という本モデルの弟分モデルが存在しているのですが、車体を構成する基本パーツを流用せず新たに設計されています。そこが実に素晴らしい!

また、ヘッドライトは同社初となるフルLEDを採用し、さらに倒立タイプのフロントフォークも同社としては初採用されています。この辺りからも力の入れ具体が伝わってきますね!

クルーザーモデルとしては650ccの排気量は大きすぎず少なすぎず、またシート高は740mmと低く設定されており、小柄な方がゆったり乗るのにも程良いサイズ感に収まっています。
ヨーロッパでは2023年春に市販が開始されるとのことですが、今のところ日本での発売は未定です。
正規輸入総代理であるピーシーアイから発表があり次第あたらめてご報告いたします!
「スーパーメテオ650」のスペック
| エンジン型式 | 空冷4ストローク並列2気筒 SOHC 4バルブ |
|---|---|
| 排気量 | 648cc |
| 最高出力 | 34.6kW / 7,250rpm |
| 最大トルク | 52.3Nm / 5,650rpm |
| 車両重量 | 241kg |
| 全長×全幅×全高(mm) | 2,260×890×1,155 |
| 最低地上高(mm) | 135 |
| シート高(mm) | 740 |
| 変速機 | 6速 |
| 燃料タンク容量 | 15.7L |
| タイヤサイズ | 前:100/90 – 19 M/C 57H 後:150/80 B16 M/C 71H |
| カラー | 詳細不明 |
| 価格(税込) | 未定 |