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いくらバイクが好きだからと言っても、さすがに極寒の真冬シーズンに乗るのはかなり厳しいところ。
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「俺はいつでもバイクに乗るぜ!」という気合十分なライダーもいるとは思いますが、ほとんどのライダーは暖かいシーズンしか乗らないのではないでしょうか?
特に12月から3月頃までは路面温度も低く、タイヤがカチカチで非常に危険。実際サーキットを走っている人も、「冬場はタイヤのグリップが低すぎるから練習しない」という人も多いんですよね。
そう考えると、オフシーズンは潔くバイクを冬眠させておいた方がいいとも考えられますよね。ただし、バイクはとても繊細な乗り物。長期間放置すると、時間の経過と共にバイクの調子が悪くなるなんてことも考えられます。
また、オフシーズンは夏場にガンガン乗ったバイクの状態を確認するのにも最適な期間でもあるのです。そこで今回は、暖かくなって「いざバイクに乗り始めよう!」と思った時にスムーズに乗れるように、オフシーズンにやっておいた方が良いメンテナンスをご紹介します。
オフシーズンにやっておきたいバイクのメンテナンス
まずは夏場にガンガン活躍してくれた愛車の状態をチェックすることから始めましょう。バイクに乗れるシーズンは、つい乗ることに意識が行きすぎるあまり、愛車の細部まで確認する人はあまりいないのではないでしょうか?
確認すべきことを改めてご紹介すると、次の3つが考えられます。
- 泥や錆を落とす
- チェーンの注油や清掃
- ブレーキフルード・エンジンオイルなどの液体類の確認・交換
順に見ていきましょう!
泥や錆を落とす
まずはシーズン中に車体についた泥や錆を落とすことから始めましょう。バイクの汚れは長期間放っておくと塗装を傷めたり金属を腐食したりする原因となりますので、この機会にじっくり汚れを落としましょう。
この作業をすることで、バイクの隅々まで目視確認もできますので、同時に部品の故障などの発見にもつながります。「バイクの整備はまずは洗車から」とも言われるくらい大切な作業なんですよね。
チェーンの注油や清掃
チェーンは放っておくとすぐに錆びてしまいますので、長期間乗らないのであれば、チェーンの清掃や注油をしておきましょう。
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ガソリンやパーツクリーナーでも綺麗になりますが、中のシール部分を痛めてしまいますので、専用のチェーンクリーナーを使うことをおすすめします。チェーンを綺麗にすれば、愛車の見た目もかなり良くなりますので、気分もかなり上がりますよ!
オフシーズンにバイクを保管する時に注意すること
続いてオフシーズンにバイクを保管する時に注意すべきことをご紹介します。バイクなどの機械は、ある程度動かしてあげることが一番長持ちする秘訣でもあります。
反対に長期間バイクを保管する時はしっかり対策をしておかなければすぐに調子が悪くなりますので、次のことに気を付けましょう。
- ガソリンは満タンにしておく
- タイヤの空気圧はちょっと多めに入れておく
- センタースタンドをかける
- バッテリーを外す
ガソリンは満タンにしておく
長期間放置するとガソリンタンク内が錆びてしまいますので、ガソリンを満タンにしてタンク内部が空気に触れないようにしておきましょう。
「長期間ガソリンを使用しないと腐ってくるのでは?」と思うかもしれませんが、ガソリンは添加剤も入っていますので、3ヶ月くらいであれば問題ありません。さすがに1年くらい放置すると腐ってしまうかもしれませんが…
タイヤの空気はちょっと多めに入れておく
長期間バイクに乗らないと、タイヤの空気も徐々に抜けてきます。空気圧が減ったタイヤは大きく変形してしまい、そのまま放置すれば痛んできます。
そのためオフシーズンに入る時はタイヤの空気圧を指定よりちょっと多めに入れておき、空気が抜けてもタイヤが大きく変形しないようにしておきましょう。
センタースタンドをかける
先ほどご紹介したように、タイヤが変形すると傷む量も大きくなりますので、できればタイヤに負荷がかからない状態にしておくのがベストです。
センタースタンドがあれば、リアタイヤを浮かせた状態にできますのでおすすめです。また、一番理想なのはフロントスタンドとリアスタンドを使って両輪とも持ち上げた状態とも言えますね。
バッテリーを外す
長期間放置するとバッテリーが自然放電しますので、バッテリーの端子は外しておきましょう。また、バッテリーは寒い環境にさらされるとすぐに劣化してしてしまいますので、取り外したバッテリーは家の中で保管しておくことをおすすめします。
最後に:乗らないときはバイクカバーをかけて保管しましょう
オフシーズンのバイクメンテナンスや保管する時に注意することをご紹介しました。最後に、保管する時はバイクカバーをかけて雨風からしっかりバイクを守りましょう。これをやるやらないで、サビの進行具合が大きく変わります。
さらにできれば週に1回バイクのエンジンをかけてあげるとベストですね。今回ご紹介した内容を参考に、暖かくなったら思いっきりバイクを楽しめるよう、オフシーズンはしっかり対策をしておきましょう!