ボンドカーとして最多登場のアストンマーティン「DB5」を2分で知る!

アストンマーティン「DB5」という車種をご存知だろうか?

イギリスの自動車メーカーであるアストンマーティン社のラインナップの中でも名車との呼び声高いモデルであり、かつてボンドカーとして一世を風靡した高級スポーツカーのことである。

映画『007』シリーズに登場するのは3作目の『ゴールドフィンガー』からだが、劇中では走行中にナンバーは変わる、機関銃はぶっ放す、煙幕は出す、オイルは吹き出すと、様々なギミックが人気を博し、以降、007シリーズに最もボンドカーとして登場することの多かった車種でもある。今回は、そんなアストンマーティン「DB5」について紹介しよう。

熟練した職人の手作業で作られたDB5は稀少車だ

ボンドカーとして最多登場のアストンマーチン「DB5」を2分で知る!

画像 – Flickr : Bob Bob

DB5は、アストンマーティン・ラゴンダ社が1963年から1965年まで製造したスポーツカーであり、同社のDB4の後継車種として誕生した。

DB4のエンジンを改良した3,995cc、水冷直列6気筒全軽合金製のDOHCエンジンを搭載。標準型には3基のSUキャブレターを積み、1964年から登場した高性能版のヴァンテージ仕様はウェーバーキャブレターを3基積んでいた。2年間の生産期間中に1,023台が製造された。創業以来品質を重視した車作りを手がけており、現行にいたるまで叩き出し、塗装、内装、組み立てといった製作工程の大半が熟練した職人の手作業によるものであるというから、この生産台数の少なさにも納得であろう。

数々の銀幕で活躍しただけあり人気も世界的!

007シリーズでは『ゴールドフィンガー』『サンダーボール作戦』『スカイフォール』でボンドカーとして使用され、『ゴールデンアイ』『トゥモロー・ネバー・ダイ』『カジノ・ロワイヤル』にも登場。映画『キャノンボール』でもロジャー・ムーアの愛車として登場するなど、ボンドカーとして、最もなじみ深い車種だけに、その人気は世界的に見ても極めて高い。

また、アストンマーティン社は新車の製造販売のみならず、過去に製造出荷された自社の車両をレストアする事業にも力を入れており、アストンマーティン車は2014年現在、歴代全出荷台数の9割が実働車として現存しているとされるが、そもそも生産台数僅か1,023台の超稀少車である。おいそれと買える代物ではないと記しておこう。

「サンダーボール作戦」のアストンマーチンDB5は5億円超!

2010年にも007の劇中に登場したアストンマーティンDB5がオークションに出品され、410万ドル(約3億3,600万円)で落札された。そして2014年にも『サンダーボール作戦』のプロモーション用に製作されたDB5がオークションに出品された。さすが、本物のボンドカーだけに機関銃・せり出し式の装甲板など、様々なギミックまで機能する特別仕様。落札額は300万ポンド、日本円で約5億1,600万円という結果となった。

DB5のオーナーになりたいという方は覚悟が必要だ

上記したようにギミックが働かないDB5で構わない!という方も大勢いることだろう。では、DB5がどれくらいの金額で取り引きされているかというと…、状態の良くないものでも3,000万円ぐらいから、フルレストアを施された、それこそ美車を求めるのなら1億円ほどの予算が必要になってくるという。

そして、DB5は世界的な人気車である。コレクターたちは、当然、滅多なことでは手放すこともなく、仮に予算の都合がついたとしても、そうそうタイミング良く売りに出されているかどうかはわからないのだ。もし、仮にラッキーにもDB5を買えるチャンスが訪れたという方は、躊躇せずに買うことをオススメしよう。それくらいの代償を支払っても惜しくないほどの満足感が得られることだろう。

ちなみに筆者は幼少の頃からDB5に憧れていたが、未だに触る算段すら得られていない。選ばれなかった人種なのだ。残念である。

画像 – Flickr : MomentsForZen

センカクダイバー

センカクダイバー

悲運の元パチンコ・パチスロライター。ベスパ歴27年、ミニクーパー歴2年のモッズ系猛禽類。旧車を好むクセに機械イジりや整備はサッパリというご都合主義者。