あなたのクルマは大丈夫?米国で正しくチャイルドシートをつけられない人は95%!

日本では、6歳未満の子どもをクルマに乗せる場合、チャイルドシートを装着することが法律上義務付けられている。チャイルドシートを装着していないクルマに子供を乗せ、万が一事故を起こしてしまった場合、子供に重大な怪我を負わせることになるほか、最悪の場合、死に至る恐れがあるのはご存知の通り。

子供のためにもチャイルドシートを装着してもらいたいところであるが、小児科学雑誌『The Journal of Pediatrics』において、チャイルドシートの装着に関して興味深い事実が指摘された。

 

米国で95%の人はチャイルドシートを正しく装着できてない?

米国のオレゴン健康科学大学のベンジャミン・D・ホフマン博士率いる研究チームは、201311月から20145月までの間、健康な新生児とともに病院を退院した家族の方291名を対象に、チャイルドシート着用時の新生児の位置に関する調査を実施。今回の調査に際しては、クルマの安全に詳しい技術者による協力を得た。調査結果は以下の通りである。

なんと95%の家庭ではチャイルドシートを正しく使用できておらず、少なくとも1ヶ所の誤使用が見つかったという。そのうち、生命への危険が暗示され得る重大な誤使用が指摘されたのは、実に91パーセントにも及んだ。

特に顕著であったのは、「装着具合が緩い」、「胸クリップが低位置にある」、「傾斜角が正しくない」といった誤使用のケースだ。なかでも、社会経済的地位が良くない家庭、教養のない家庭、英語を母語としない家庭において、チャイルドシートの誤使用の傾向があるという。

 

専門のスタッフに付き添ってもらったからと言って油断は禁物?

「専門のスタッフに装着してもらったので大丈夫!」と思っている人も少なくないだろう。しかしながら、チャイルドシートの装着に際し、専門の資格を保有している技術者に立ち会ってもらったという家庭の83パーセントに何らかの誤使用が見つかったことが、同調査において報告されている。

チャイルドシートを適切に使用すれば、小さな子供が交通事故で重症を負うケースを大幅に低減可能であるのは言うまでもない。現在自家用車にチャイルドシートを装備している方は、これを機に、もう一度よく確認していただきたい。

 

画像 – Flickr : Steve BakerAli Eminov

N.O

フリーランスの翻訳者兼ライター。自動車を含む輸送機の産業翻訳の経験あり。環境ネタを中心に、ちょっと役に立つ記事を提供していきます。