もうパンクしない!? ハンコックが次世代エアレスタイヤをテスト

エアレス…、つまり空気を入れずに走れて、”パンクしない”タイヤ。

韓国のメーカーHANKOOK TIRES(ハンコックタイヤ)が現在開発中の「iFlex」は、”クルマのタイヤはパンクする”という、今まで「地球は丸い」級の常識だったことを打ち破る、超画期的なモデルだ。

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ハンコックタイヤでは、このモデルを当初「NPT(non-pneumatic tire)=エアなしタイヤ」と名付け、2011年より研究開発を実施。様々なトライ&エラーを重ね、製作された第五世代モデルが「iFlex」だ。

テストでは130km/h走行にも耐えた

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現在、実走テストなどが行われているこのタイヤ。今回のテストでは、耐久性、剛性、安定性、スラローム時の操作性、そして高速走行の5項目についてチェックを行った。テスト車両は、同じく韓国のカーメーカーKIAが製作している電気自動車RAY EVを使用。高速テストで「iFlex」を装着したRAY EVは、130km/hで走っても問題はなんら生じなかったという。

空気ありの普通のタイヤでも、エア圧など条件が整わないとバーストなどの危険がある速度。ましてやエアレスでこの速度に耐えたのはなかなか。実用化へ向けて、一歩前進したと言ってもいいだろう。

材質にはエコ素材を採用

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材質にエコな素材が使われていること以外、このタイヤの構造などの詳細は一切明かされていない。また、発売時期など、具体的なリリース予定も全く発表されていないが、ハンコックタイヤはかなり本気で取り組んでいるようだ。

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同社が製作したプロモーションビデオ(この記事一番下)を観ると、スポーツ向けのハイグリップやエコモデル、ダート走行が可能なブロックパターンのタイプなど、将来的に様々なジャンルでモデルにこの“エアレス”を採用しようとしていることがよく分かる。

エアレスタイヤなら、日頃の空気圧チェックなどのメンテナンスも不要だし、パンクしないから当然長く使えるのも魅力的だ。価格も気になるところではあるが、少し高くても長く使えればお得か? ともあれ、どんなモデルが登場するのか今から楽しみだ。

平塚直樹

平塚直樹

バイクやクルマ系雑誌の編集を経て、フリーライターに。最近は、チャリから宇宙ロケットのネタまで幅広く執筆中。愛車は隼。最新テクノロジーと映画、猫好き。