人類の小ささを知る夏【for Rideコラム】

毎年夏には大小さまざまな「恐竜展」が各地で行われている。子供さんがいる家ならばせがまれて行くこともあるかもしれないが、大人だけで観に行っても十分み楽しめるのが恐竜展だ。

誰もが子供の頃に恐竜図鑑をワクワクしつつ眺めた記憶があるのではないだろうか。だが、あなたが子供の頃見た恐竜図鑑の内容は現在の恐竜図鑑とはかなりの違いがあるのをご存じだろうか。

人類の小ささを知る夏【for Rideコラム】

恐竜が地球を支配していたのは中世代と呼ばれる今から2億5000万年ほど前の三畳紀から始まり、ジュラ紀、白亜紀と1億6000万年続いた。人類はまだまだ数千年の歴史しかないのだから、恐竜がいかに長く生きてきたかが分かる。

もちろん生きた恐竜を見ることは出来ないので、その研究は100%化石が頼り。

人類の小ささを知る夏【for Rideコラム】

ナノティランヌスという恐竜は今のところひとつの個体としてこうして展示されているが、最近の研究ではティラノサウルスの幼体ではないかという研究が進んでいる。今後これがティラノの幼体だという意見が主流になれば「ナノティランヌス」という名前は図鑑などから消えるのだ。そうした研究結果の変化が面白い。

人類の小ささを知る夏【for Rideコラム】

化石から骨格、復元まで各種見られるのが恐竜展のいいところだ。化石を掘り起し、足りない部分を科学的に分析し、他のあらゆる生き物から想定し全身骨格を作り、そこに肉付けして復元していく。研究者たちの集大成だともいえる。

一番メジャーなティラノサウルスなどは最初は4本足しかあり得ないと思われていたものが、尻尾で支えつつ二本足で立つ3点支持状態になり、今では二足歩行が出来たというのが当たり前になっている。

歩き方だけでもそれほどの違いなのだから、当然細かな部分は結論など出ない。例えば色などは未だに不明だし、最近では羽毛が生えていた説も有力で一部ではティラノサウルも羽毛で追われた復元もあるくらいだ。

誰もが知っているドラえもんに「のび太の恐竜」という夏休みの映画があったのだが、1983年公開のときにはティラノが三点支持で登場したが、リメイクされた2006年版では二足歩行になっている、そのくらいに、化石の研究が進み新たな真実が発見されている。

なので当然毎年行われる恐竜展は最新の研究結果が展示されるのでその違いを見るだけでも面白い。

地球上に生きていたその姿を実感できる

人類の小ささを知る夏【for Rideコラム】

もちろん複製が主な展示ではあるが、目の前で見る実物大の地球上に確かに存在していたその姿は子供だけにワクワクさせるのはもったいないくらいだ。

巨大な隕石の落下により絶滅した説が有力だが、これほどの大きさの生き物が大地を闊歩していたのだと思うと生き物の進化に凄みすら感じてしまう。

子供と一緒でも大人だけでも恐竜展はオススメだ。来年の夏もやって来るだろうから是非足を運んで見て欲しい。

参考 – ダイノワールド2015 ヨコハマ恐竜博

オオモリシゲユキ

オオモリシゲユキ

バイク・アウトドアが大好きな放浪ライターと書くと格好良いがただのオヤジライター。加齢臭気にしつつ今日もバイクで走ります。得意分野は外見に似合わず文章