前回の『楽器デザイナーがバイクを作るとこうなる!【プロジェクト アーメイ(前編)】』に引き続き、今度は「ヤマハ発動機株式会社」のバイクデザイナーさんがが楽器をデザインしたらとうなるかについてご紹介いたします。
復習!”project AH A MAY(プロジェクト アーメイ)”とは?
「project AH A MAY(プロジェクト アーメイ)」とは、フランスで開催された『第9回サンテティエンヌ国際デザインビエンナーレ2015』にて両社が共同出展した際のプロジェクト名です。
プロジェクトの内容というのが、楽器をデザインするヤマハのデザイン部門と、バイクなどをデザインするヤマハ発動機のデザイン部門が、互いのフィールドを交換し、リプロダクトするというもの。固定観念にとらわれない自由な発想が大変注目されました。
バイクデザイナーさんが提案した楽器「RAIJIN(ライジン)」とは?
ヤマハ発動機のバイクデザイン本部に出されたお題は、「ドラム」と「マリンバ」。
そして、こちらが提案したドラムのプロトタイプ「RAIJIN」です。
ファースト・インパクトが強い! そして衣装も気になる!!
なお、「RAIJIN」は、ドラムセットの中で暴れまわるように演奏できる球体で、プレイヤーから噴出するエネルギーを視覚的に表現しているとのこと。
円形に組まれたシンバルやタムは、本当に固定観念にとらわれていない芸術的なドラムセットです。
なんとバスドラムは4ペダル! しかもスタンディングで!!
ロカビリードラマーもびっくりですね。
そしてコチラが「FUJIN(フウジン)」だ!!
マリンバの方は「FUJIN(フウジン)」と名付けられました。
やはりこちらもプレイスタイルは360度なのかと思いきや、マリンバ自体が回る仕組みなのです!
プレイスタイルのイメージがコチラ。まさかの2人プレイです。
そして、動画を観ていただくとわかりますが、後ろのプレイヤーは何やらタンデムステップのようなものに足を置いています。このあたりがバイクデザイナー的要素なのでしょうか。
いかがだったでしょうか。
こう言った異業種での意見交換がもっと盛んになれば、今よりもっと楽しい商品が生まれるので、非常に良い試みではないかと思います。是非定期的に行っていただきたいものです。
前回の「楽器デザイナーがバイクを作るとこうなる!」編を読まれていない方はあわせて読んでみてくださいね!