極太の前後タイヤを装着し、街乗りはもちろんアウトドアでも抜群の走破性が人気のファットバイク。それに超パワフルな電動モーターをセット、しかも折り畳み式でコンパクトになる注目の電動自転車が登場! アメリカのスタートアップ企業が製作した「MOAR ebike(モアー・イーバイク)」がそれです。
サスペンション装備で抜群の走破性
パッと見たスタイルはご覧の通り、ごく普通のファットバイク。前輪にはフォーク式サスペンションやディスクブレーキ、車体中央にはリヤ用のダンパーも装備して、足まわりはかなり本格的です。
加えて、1,000ルーメンのLEDヘッドライトやウインカー、ブレーキランプなど万全の安全装備も魅力です。
SUVを楽に引っ張れる
この電動バイクには3モデルの設定があり、装着されるモーターはそれぞれ以下の通り。
- 750w電動モーター装着→「Rapt」
- 500w電動モーター装着→「Sun & Fun」、「24 / 7」
「Rapt」の750wモーターは、車体中央のペダル位置に装着されたミッドドライブタイプ。
「Sun & Fun」や「24 / 7」は、後輪のハブ部分にそれぞれモーターをセットしています。
中でも、「Rapt」のモーターは超強力で、160Nmもの最大トルクを発揮。ペダルを踏み込む力と電動モーターの組み合わせで、重たいSUVでも楽に引っ張れる力を持っているのです。
これなら、急な上り坂なども楽に登ることが可能ですね。
バッテリーはリチウムイオン式で、シート後部のフェンダー部分に収納。10AH、13AH、17AHの3バージョンを設定しています。
最も容量が大きい17AHバージョンの航続距離は、電動モーターだけで50マイル(約80km)、ペダルで漕ぎ電動モーターがアシストした場合で85マイル(約130km)とかなりの長距離走行が可能です。
また、ハンドル部のメーターにはUSBポートがあるため、スマホの充電などにも使えるのも便利ですね。
折りたためば車に収納できる!
注目点がもうひとつ。メインフレームを2つ折りにし、コンパクトにすることができるんです。
折りたたむ前のサイズは全長190.5×全幅63.5×全高107.95cm、折りたたむと全長114.3×全幅(前輪込み)50.8×全高96.52cmにまでコンパクトにできます。折りたためば、クルマのトランクに積んで遠出することもできるし、駐輪する場合も省スペースでOK。ユーテリティ性もグッドです。
気になる価格は?
「Rapt」が1,999ドル(約23万円)、「24 / 7」が1,199ドル(約14万円)、「Sun & Fun」が999ドル(約12万円)。
いずれも、米クラウドファンディングサイト「INDIEGOGO」で先行発売キャンペーンを行い、なかなかの売れ行きを見せています。
おしゃれなスタイルと電動による高い走破性、折りたためる便利さの欲張り装備は、かなり好評のようですね。