親子で見つけたい!春に一瞬だけ現れる妖精のような虫たち

「スプリング・エフェメラル」という言葉をご存知でしょうか?

春先に成虫が発生して、その短い間に交尾、産卵して翌春まで成虫が見られない昆虫の総称なのです。

“スプリング・エフェメラル”とは?

昆虫の中には前年の秋に成虫になり、そのまま越冬して暖かくなって来てから活動を始める種類も多数おりますが、(タテハチョウの仲間やテントウムシの仲間、マイマイカブリの仲間その他いろいろ)そういう生態の昆虫は含まれないそうです。

その「スプリング・エフェメラル」と呼ばれる妖精のような虫たちが見られるのが、九州から北関東位までの平地ではまさに「今」なのです!

ではその中でオススメの昆虫たちを簡単な解説を添えて紹介します。

まずは「春の女神」と言われる”ギフチョウ”

親子で見つけたい!春に一瞬だけ現れる妖精のような虫たち

これは、アゲハチョウの仲間で、だいたい桜の花の開花と同時に発生するようです。以前は各地で見られた里山のチョウでしたが、近年は環境破壊などで激減して各地で保護されてます。

晴れた日に、その時期にちょうど咲いている、桜、スミレ、カタクリ等の花に訪れます。

また、尾根筋や小高い場所で越冬後のタテハチョウの仲間なんかと縄張り争いしていることもあります。幼虫はウマノスズクサの仲間のカンアオイを食べます。

もし産地を見つけたらカンアオイを踏まないようにご注意を。卵が産み付けられているかもしれないので。

次はちょっとマニアックな”ヒラヤマコブハナカミキリ”

親子で見つけたい!春に一瞬だけ現れる妖精のような虫たち

こちらはカミキリムシの仲間です。

以前は、たまたま網ですくったらこの種だったとか、その独自の生態が解るまでは大珍品だったようですが今でも発生木を知らないとなかなか出会えません。カエデやアカメガシワ等の洞で発生してその洞の中で交尾して産卵します。

神奈川県の産地では毎年3月下旬から4月上旬に発生してGW位まで見られます。

ハナカミキリの仲間なので各種花に訪れると思うのですが、まだそういう場面はあまり報告されていないのかも?しれません。

また似た外見の虫が結構いるんで、そういうのを見分けるのも自然の楽しみ方の1つなのかもしれません。

天気のいい日に、都会から車や電車で小一時間足を伸ばせば、たくさんの美しい花や虫たちをはじめとした自然に出会えます。

カメラ片手に散歩するのにちょうど良い季節ですので、是非”スプリング・エフェメラル”を探しに、親子で出かけてみてはいかがでしょうか。

forRide編集部

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