これはヤバい!大都市「東京」にはバイクは不向き!?

約25年前は原付から大型バイクまで、日本で最も販売台数の多いエリアは大都市東京を抱える関東で、日本全国の約40%以上という数字を示していた。現在、特に東京都内はどうなんだろう? 少し前から250cc以上は東京では中々売れない、そして125ccクラスのスクーターは結構人気でよく売れている、と言われている。

「駐車違反」の問題が大きく関与している

その理由の一つに「駐車違反」の問題が大きく関与している。250cc以上のバイクは小型スクーターに比べると、やはり車体は大きく、移動も簡単ではない。エンジンを止めている状態ではなおさらだ。何より「駐輪場」が少ないのだ。何故か125cc以下なら駐輪可能なところは結構ある。自転車の駐輪場だけど125cc以下ならOKだったり、スペース的に小型スクーター専用だったりと、125cc以下のバイクならば中型以上のバイクほど駐車には困らない。見た目に小さいので取り締まる側から、あまり目立たないのもあるだろう。

「駐車監視員」の制度でより一層厳しくなった

現在の都内のバイクの駐車場状況をご存じだろうか? 都心の新宿、渋谷、池袋やオフィス街の大手町、丸の内、神田など、どこをとってもバイクの駐車場がほとんどない。そこにきて違反取り締まりは非常に厳しく、平日の昼間だと5分間止めておくだけでアウトということになる。特にこの10年間でバイクの駐車違反はすごく厳しくなった。元来、違法駐車は良くないことなのだが、「駐車監視員」の制度ができてからは、都内の駅付近や都心ではバイクの駐車違反取締りが本当に厳しくなった。わずか4分間の駐車(停車とは認められないと言われた)で一ヶ月に3回切符を切られたこともある。

同じ取り締まりなら警察官のほうがまだマシだという人も多い。警察官であればよほど交通事情を乱す駐車でない限り、警告で済む場合が結構あったからだ。

もう少しバイクの利便性を考慮してほしい

そんな事情からか、都内は大型バイクにはまったく向かない街になってしまった。クルマであれば都心であろうと少し探せば駐車場は必ず存在する。新宿などにある大型ビルの地下には、必ずと言っていいほど駐車場が完備されている。ただ、これらの駐車場のほとんどがバイクは止められない。車のスペースのわずか2台分あれば、バイクなら10台近く止められるのに。また、大型ビルの地下駐車場にバイク用があるかどうかも、外からはわからないことが多い。

「バイク便」が多いのも東京の特徴だが、当時と比べて125ccクラスのスクーターが多い。現状の都心では大型バイクは必要ないどころか、高速道路通行以外は、ほとんどプラスにならない。多くのバイク便ライダーは駐車違反に頭を抱えている。だから125cc以下のバイクであれば自転車の駐輪場に止めるライダーもいる。

実際、自転車以外の駐輪はダメでも、駐車違反の切符を切られるぐらいなら、叱られる方を選択するライダーも多いのが今のバイク便の実情である。行政に文句ばかりを言っても仕方がないが、交通問題から離れられない大都市東京であれば、もう少しバイクの利便性を考慮してほしい。

恐らく世界的にもここ東京だけに存在するバイクにとっての大問題に、メーカーサイドや行政、そして民間の駐車場運営の会社はどう思っているのだろう。もし、都心に買い物や遊びにバイクで行く予定だったら、事前にバイク用駐車場をよく調べてから行くことをオススメする。そうでないと、心も懐も暗~い一日になってしまうことだろう。

参考 – 全国バイク駐車場案内 | 日本二輪車普及安全協会

松並学

松並学

広く、浅く、何にでも興味を持ってしまう老人一歩手前の九州人。カップルのことをアベックと言いそうになることを一番注意している今日この頃。