カフェレーサー合戦にホンダはCBで参戦!でも…やっぱりアフリカツインが好き【東京モーターサイクルショー2016】

「カフェレーサー、かっこいいな」

新車やコンセプトバイク、カスタムマシンにパーツなどがずらりと揃う、国内最大の二輪イベント『東京モーターサイクルショー』。第43回目を迎えた今回も、東京ビッグサイトで開催(3月25日〜3月27日)されているが、今回特に印象に残ったのは、カフェレーサーだ。

ご存じの通り、60年代のイギリスで流行った公道レーサースタイルだが、今年は特にいろんなメーカーで、このスタイルのコンセプトバイクなどを出展。かなり目立つ場所に展示してあるブースも多く、個人的に好きなこともあり(所有したことはないが)、インパクトは結構あった。

タンクやマフラーの処理が絶妙

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そんなメーカーのひとつがホンダ。

フィンが美しい1,140cc空冷4気筒エンジンを搭載した「CB1100EX」をベースにしたカフェレーサー、「Cocept CB TypeⅡ」を展示。目玉バイクのひとつとして、一段高いお立ち台スペースに置かれていた。

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コンセプトモデルとして発表されたこのバイクは、一週間前に開催された「大阪モーターサイクルショー2016」にも出ていたので、ご覧になった方も多いかもしれない。

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注目は、アルミの材質がむきだしのフューエルタンク。

金属の繋ぎ目が一切見えないフランジレス製法で作られ、製造時に生じる小傷などをあえて残したヘアライン加工も施されたタンクは、かなりいい感じ。

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マフラーメーカーのオーバーレーシングプロダクツと共同開発したフルエキゾーストマフラーも、シルバーのアルミ素材を強調したカラーとすることで、タンクとカラーマッチング。サイレンサーエンド部などには、やはりヘアライン風の処理もなされている。

最新パーツもさりげなく投入

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さらに、前後フェンダーなどにはカーボンファイバー製を採用。ブレンボ製のフロントブレーキやLEDヘッドライトなど、今のテイストもさりげなく盛り込んでいる。

個人的には、もう少しハンドル位置が低い方が、さらに戦闘的なスタイルになりいいと思う。だが、古さと新しさの味を掛け合わせるさじ加減は、かなりいいセンスだ。

オプションパーツ、もしくはコンプリートとして販売してくれないだろうか。

アフリカツイン・コンセプトに熱視線

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と、ここまでCBカフェレーサーを褒めておきながらなんだが、もっと注目だったのがアフリカツインのコンセプトマシンだ。

久々の復活を果たして涙したお父さんも多い(?)、ご存じアドベンチャーモデルがアフリカツイン。初代は1988年に登場。アフリカの広大な砂漠を走破する「パリ・ダカールラリー」のレーサー・レプリカとして発売された。

オン・オフ問わずどこでも走れる高い走破性と当時の”パリダカ”ブームにより、発売当初から人気はうなぎ登り。オフロード好きの筆者も、もちろん憧れの1台だったが、その後の”パリダカ”人気沈静化もあり、1999年に生産が終了していた。

最新型は、998cc水冷直列4気筒エンジンを搭載。オートマ走行ができるDCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)など最新装備で、走りにさらに磨きがかかった注目のニューモデル。今年2月22日に発売されたばかりなのに、3月末時点ですでに年間の予定販売台数を達成!というから、かなりのヒット作だと言えるだろう。

23Lタンクが気になる!

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コンセプトモデルの主なポイントは以下の通り。

  1. フューエルタンクを、スタンダードの18Lから23Lのビッグタイプに変更
  2. エンジン下にアンダーガード装着
  3. イタリアンメーカーのテルミニョーニ製マフラー装備

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1と2はすぐ作れそう。3はレース用だがすでに売っている。という意味で、CBのカフェレーサーと違い、こちららの方が「実現可能性がぐっと高い=注目度がより高い」。

特に、「でっかいバイクは長距離走ってなんぼ!」という意味で、このビッグタンクはいい。航続距離が伸びるので。スタイリング的にも、個人的にはこちらの方がアフリカツインっぽいし。

新型が出たばかりですが、ぜひこのタンクをオプションで出してはいかがでしょう? ホンダさん。

平塚直樹

平塚直樹

バイクやクルマ系雑誌の編集を経て、フリーライターに。最近は、チャリから宇宙ロケットのネタまで幅広く執筆中。愛車は隼。最新テクノロジーと映画、猫好き。