ヤマハ発動機とソニーが共同開発を進めるスマートヘルメット【東京モーターショー2015】

本日より始まった東京モーターショー2015。(28日はプレスデー)

今回で44回目を迎える今年は、世界11ヶ国から合計160社が参加し、国内二輪四輪メーカー14社15ブランドに加え、海外二輪四輪メーカーが16社26ブランドが出展する。

ヤマハ発動機とソニーの共同開発したウェアラブルヘルメットコンセプト【東京モーターショー2015】

各メディアが速報として最新鋭のコンセプトカーなどを取り上げているが、for Rideが速報第一報に選んだのはコチラ! ヤマハ発動機とソニーによって共同開発が進められているスマートヘルメットだ。

スカリーやライブマップを超えるか!?

スマートヘルメットといえば、アメリカはシリコンバレー代表の「SKULLY」、ロシアの「LiveMap」あたりが有名だ。しかし両者とも予定されていたリリースを大幅に過ぎ、現在も絶賛開発中となっている。

そんな東西戦の様相を呈してきたところに、流星の如く登場したのがこちらのスマートヘルメットだ。

ただのヘッドアップディスプレイではない!

ヤマハ発動機とソニーの共同開発したウェアラブルヘルメットコンセプト【東京モーターショー2015】

スカリーやライブマップなどの海外スタートアップ企業が開発中のスマートヘルメットは、ヘッドアップディスプレイのようなものをヘルメットのシールドに用いることで実現しようとしているが、このスマートヘルメットはもう一歩先を行っている。それは「AR(拡張現実)」の技術を用いているという点だ。

具体的に説明すると、ヘッドアップディスプレイの技術は、透明のモニターに映像を映し出す技術なので、視界の邪魔にならない(運転に支障をきたさない)箇所に、ナビゲーションやバックモニター、温湿度、メールなどを表示する技術である。

一方AR(拡張現実)は、実際肉眼で見えているものに映像が合成され表示される。そのため、視界の邪魔になる・ならないの話ではなく、視界に自然に映し出されるのだ。どちらの方がより安全性が高く、ライダーにとって快適なものになるのかは、言わずともお分かりいただけるだろう。

なお、このARを用いた両眼透過式メガネ型端末(スマートアイグラス)は、「SmartEyeglass Developer Edition(SED-E1)」という商品名で、ソニーから今年(2015年)の3月に発売されている。(現在一時的に注文受付を停止しており、注文受付再開は2015年11月予定となっている。)

ヤマハ発動機とソニーの共同開発したウェアラブルヘルメットコンセプト【東京モーターショー2015】

そしてこちらが、そのスマートアイグラスの技術を用い、ライダー用にフレームを再設計したモデルだ。風の巻き込みなどを考慮して設計されているところがポイントとなっている。

まだこのスマートヘルメットはコンセプトモデルで、発売時期や価格、詳細なスペック公開に関しては、一切未定となっている。

しかし、こちらのヘルメットが展示されていたのは、ヤマハのコンセプトEVバイクのすぐ隣りだ。近い将来、スマホアプリだけではなく、バイクともリンクし、電費(燃費)やバッテリー残量、目的地に行き着くまでにどこの電気スタンドで充電すべきかなどもナビゲーションしてくれるようになるのではないだろうか。

最新技術を用いたバイクの開発に力を入れるのはもちろんだが、こういったバイクをもっと快適に楽しく乗るための用品にもきちんと着目しているヤマハ発動機。いままでもファンだったが、より一層大ファンになってしまった。

今後もヤマハ発動機に期待せずにはいられない。

(※追記2015/11/2:ご指摘いただきましたウェアラブルヘルメットという表記ですが、正しくはスマートヘルメットです。謹んでお詫び申し上げます。)

forRide編集部

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