forRideでは数多くの電動モビリティを紹介していますが、ミニカー登録ができて公道走行が可能な、オシャレ電動キックボードを発見したのでご紹介したいと思います。
「Sunameri(スナメリ)」とは?
Sunameri(スナメリ)とは、三重県鈴鹿市を拠点に、レーシングカーから電動スケートボードといった電動小型モビリティまでを製造・販売するメーカー「フヂイエンヂニアリング」の商品です。
発端は、フヂイエンヂニアリングのスタッフさんがお昼休みにスケートボードを電動化して遊び始めたことがきっかけで、このSunameriプロジェクトが2018年にスタートしました。クラウドファンディングで多くの方々からの支持を集め、ファーストモデルが2019年に発売開始。
2020年はコロナの影響によって海外サプライヤーからの供給が途絶えてしまい、生産ができなくなってしまう場面もありましたが、2回目のクラウドファンディングの力もあり、累計生産台数100台を達成することに。
そして、2021年にユーザーからのフィードバックを反映させ、あらたな装いで「Sunameri2021」が誕生しました!
「Sunameri2021」はスポーツモビリティに近い
Sunaneriはハンドル操作で回るのではなく、スケートボードやサーフィンなどと同様に、体重を移動させることで左右に曲がることができる、全く新しい電動モビリティになります。
また、サイト内にも書いてありますが、Sunaneriは街乗りのシティーコミューターとしてではなく、どちらかといえばスポーツアクティビティに振り切ったモビリティとのこと。つまり、一般的な電動キックボードのような「誰でもすぐに乗れます」というスタンスではなく、乗りこなすまでにある程度の時間を要するスポーツ感覚の乗り物です。
商品名:Sunameri(スナメリ) 2021 model
価格:59万9,000円(税込)〜
航続距離:約30km(LG製) or 約50km(Panasonic製) ※Panasonic製は有料オプション
最高速度:約50km/h
充電時間:約8時間 ※今後急速充電器のオプション販売も検討する予定です。
重量:約25kg
耐荷重:90kg ※有料オプションで耐荷重増強が可能です。改造をすると耐荷重は140kgまで
安定のジオメトリーサスペンション
従来のモデルは自分の足でバランスを取るため、ワブル現象(高速時に左右に揺れる現象のこと)が起きてしまいました。そこで、サスペンションをジオメトリーに変更することで、直進性を高め、安定感のある走行フィーリングを実現。剛性も大幅に改善され、外乱の影響を受けにくくしました。
ワンタッチで折り畳みが簡単
こちらもサスペンション同様に剛性アップが図られているので、長年使用してもガタつきにくく、より一層タフになりました。また、ワンタッチでロックを外せば簡単に折り畳むことのできる利便性もさることながら、メカニカルなデザインが男心をくすぐりますね!
安心の前後ディスクブレーキ
ブレーキは前後とも安心のディスクブレーキが採用されています。自然なブレーキコントロールはもちろんのこと、メンテナンス性も高くなっています。
カーボンハンドル&コントロール
ボディーやフェンダー等、随所にカーボン素材が使われていますが、ハンドルも従来のアルミからカーボンが追加(カーボンハンドルはオプション)され、より軽量化が図られています。また、視認性の高いミラーや、操作しやすいスイッチ式のウインカーボタン、レスポンスの良いハーフグリップスロットルが採用されています。
電動キックボードでより豊かな生活を!
今や電動モビリティは話題が尽きませんが、公道を走行が可能で、街乗りからスポーツアクティビティまで楽しむことができるのは、Sunameriだけなのではないでしょうか。
これをクルマに積んで、週末に湖一周も楽しそうですし、電車通勤のラストワンマイルとしても活躍しそうですね(取り扱い要習得)。
活動の幅を広げてくれる便利でユニークなSunameriで、快適かつアクティブな生活を送ってみてはいかがでしょうか。