ターボチャージャーやアメ車のパーツを取り入れた、ユニークかつ斬新な「TURBO CHOP」は、アメリカを拠点に活動しているRevival Cyclesのライアン・コリガンが製作したものになります。
凄腕ビルダーのセンスとテクニックを注ぎ込み、完成までに4年もの歳月を費やした渾身のニュースクールチョッパーをご覧いただきましょう!
ビルダーの努力が詰まった「TURBO CHOP」
このプロジェクトは2015年にスタートし、完成したのは4年後の2019年になります。実際にはフレーム完成後にラットロッドスタイルで試乗したところ、30マイル離れた場所で電装トラブルに見舞わられ、一年間片隅に置かれてしまうことに…しかし、このマシンに対する思いは止まらずカスタムを再開させたとのことなので、実際には3年で製作した事になりますね!
4130クロモリを使って一から制作したフレームや全てのボディーワークはワンオフにて製作されており、完成したマシンの総製作費は10,000ドル(日本円:約115万円)になります。
特筆すべきは、排気量1,643ccを誇るMERCH製Fatso 100ciエンジンと、Aerochargersのターボチャージャーの組み合わせです。このセットアップによって、凄まじいいパワーが弾き出されることは言うまでもないでしょう。
ガソリンタンクに見える部分には、ブロースルーターボが隠されています。先端からひょっこりとエアクリーナーが顔を覗かせていますね。
むき出しのオープンベルトの頭上にある男前なハンドシフトは、69年式のカマロから流用したもの。
シートは、フォームのないリジッドスタイルです。乗り心地はあまり期待できませんが、お尻をしっかりホールドしてくれる形状となっています。
リアで存在感を放つファットタイヤ(というよりクルマ用タイヤ)は、カスタムハブを用いてローライダー用のホイールがインストールされています。よく見るとスピンナーがついてますね。
アイデアもしかり、簡単に成し遂げてしまう同店の高いスキルが伺えますね。
どこか懐かしさを感じるニュースクールカスタム
ハーレーのカスタムとしては、バガースタイルやクラブスタイルが盛り上がりを見せていますが、いまだ本国アメリカでは根強い人気を誇るニュースクール。
そんなニュースクールチョッパーの格好良さを再認識させられる一台ではないでしょうか。