BMWの創業100年を記念し、グループ企業が取り組んでいる次の100年を考える「ビジョン ネクスト100」のコンセプトモデルが発表されました。今回は英国の高級自動車で知られるロールスロイスのコンセプトモデル「 Vision Next 100 Concept」を紹介しましょう。
ロールスロイス「 Vision Next 100 Concept」
職人の手により仕上げられる自律走行機能を備えたコーチビルド ラグジュアリーカーとして製作されたロールスロイス「 Vision Next 100 Concept」。当然、電動パワートレインを搭載しています。
ロールスロイスらしい大きなグリルを残しながら、航空機のエンジンを製造するロールスロイスホールディングスを思わせる飛行機のようなデザインになっています。
ディテールショット
ロールスロイスのマスコットとして有名なフライング・レディとも呼ばれる「スピリット・オブ・エクスタシー」は、100年後も健在のようです。
最高品質の素材で職人が作った豪華なインテリア
最高級シルク素材やウッド素材を贅沢に用いて仕上げられたインテリア。室内は変わらず「最高品質の素材を職人の手仕上げで作った」という豪華なものとなっています。現行車と同様に最高級車らしいインテリアです。
現行車と同じく専用ケースや傘を内臓
現代のロールスロイスと同じく、専用のケースやドアに内蔵される傘も用意されています。最高級車の証しとでも思えばいいのでしょうか。
しかし、この傘を店先に立てかけておいて、パクられちゃったとしたら、かなりヘコむのでしょうね。
完全自動運転のため運転席はありません
ロールスロイス「 Vision Next 100 Concept」には、オーナーのスケジュール管理などをアシストする「Eleanor Thornton」と名付けられたバーチャルアシスタンス機能を装備する一方、完全自動運転のため、ユーザーが運転するための装備がないところが最大の特徴です。走る応接室といったところでしょうか。
それでは、動画でもご確認ください。
https://www.youtube.com/watch?v=dGSm082ELXY
いかがだったでしょうか。100年経っても、まだタイヤ使ってるのかよ…と思わなくもないですが、さすがの近未来感ですね。
それにしても、運転席すらないというのが、頼もしくもあり恐ろしくも感じます。100年後には”運転手”という職業が存在せず、飛行機の管制官のような職業に集約されるのかもしれませんね。
参考 – Youtube : The visionary Rolls-Royce 103EX. Journey into the future of luxury. 、参考 – BLOOMBERG