完成されたデザインのホンダ「CBR」。インドネシアなどで販売されている150㏄クラスは、日本でも今後の需要に期待がかかるモデルです。
ホンダの工場では二輪の組立工場の生産能力が昨年より拡大。海外での需要や人気もますます高まりそうですね。
世界最大の二輪組立工場はいったいどこに?
インドで二輪車の生産販売子会社をしているホンダモーターサイクル&スクーターインディアンプライベートリミテッド(HMSI)は、第四の工場を建設。2015年下期から生産を開始しています。
初期投資額は約189億円ともいわれ、年間の生産能力は120万台の規模。2014年の時点で第三工場の増産により年間60万台の拡大を行い、2016年には年間生産能力を580万台を目標にしていました。
先日インドの二輪車の生産能力拡大記念式典が行われ、ホンダのインドでの二輪車の年間総生産能力が640万台へと拡大したことを発表しました。これは2014年の予定より上回る結果で、世界最大の二輪組立工場に成長した証となりました。
生産能力:
第一工場160万台/年:ハリアナ州マネサール
第二工場120万台/年:ラジャスタン州タプラカ
第三工場240万台/年:カルナタカ州ナルサプーラ
第四工場120万台/年:グジャラート州アーメダバード
最先端の技術を投入した工場は環境にも優しい?
ホンダの第三工場は「喜びを次世代へ」をコンセプトにし、グリーンファクトリーとして雨水収穫システムをはじめ先進の環境技術を導入しています。増設された第四ラインにおける塗装の工程では、自動エアバランシングシステムを採用。さらに溶接や塗装、部品搬送工程において14台のロボットを導入し、安全性や生産性の向上を図っています。
スーパースポーツの本格的な走行を体感!
フルカウルのデザインは、「CBR400R」や「CBR250RR」に引けをとらない存在感。エンジンは149㏄の水冷4ストローク単気筒で、ボア×ストロークは57.3mm×57.8mm。
PGM-F1のマッピングの更新により、燃費とレスポンスの向上が図られています。スチール製トラスフレームの新設計とスイングアームが13mm延長されたことでハンドリングの性能を確保。
セパレートハンドルを採用し、スーパースポーツのスタイルを維持しています。サスペンションは正立フォーク、プロリンク式のモノショックを装備。
ヘッドライトやテールランプなどはすべてLEDを搭載し、青色に光るバックライトのメーターはフルデジタル仕様になっています。
海外での二輪の需要が高まり、日本のバイク人口が少しでも増えるといいですね。
「CBR150R」モデルに期待したいと思います。
「CBR150 R」のスペック
エンジン:水冷4st.単気筒
全長×全幅×全高:1,038mm×694mm×1,983mm
最高出力:17.1ps / 9,000rpm
最大トルク:1.4kg-m / 7,000rpm
シート高:787mm
軸間距離:1311mm
車両重量:135kg
総排気量:149cc
燃料タンク容量:12L
価格:43万920円