通勤・通学の足として、都市部で最強最速の絶対王者として君臨している125ccスクーターですが、一方でグローバルスタンダードに即したサイズということで、脚光を浴びていたりもします。
そんな同クラスに、スズキがニューモデル「アドレス125」を発売します!
「アドレス125」はシリーズ最大排気量モデル
「アドレス125」は、1991年の発売以来、軽量・コンパクトでパワフルな原付二種スクーターとしてご好評いただいているロングセラー「アドレス」シリーズのニューモデルです。
新開発の124ccエンジンは、燃焼効率の向上やフリクションの低減などにより、スムーズな加速性能と優れた燃費性能を両立。車体は、伸びやかさに新規性を取り入れたデザインとしながら、広々としたフラットな足元スペースを確保することで快適なライディングポジションを実現しています。
また、シート下トランクスペース、フロントインナーラック、シート開錠機能付ステアリングロックなど、使い勝手の良い装備を採用しています。
「アドレス125」のディテール
最大の注目は、何といってもエンジンになります。スズキの次世代エンジン”SEPエンジン”です。
総排気量124ccの空冷2バルブ単気筒SOHCエンジンは、燃焼室形状の最適化と曲線形状の吸気ポートの組み合わせにより、燃焼効率が向上。フリクション低減などにより、スムーズな加速性能(最高出力6.9kW / 7,000rpm、最大トルク10N・m / 6,000rpm)と52.0km / Lの優れた燃費性能を実現しています。
フロントには高安定性を発揮する12インチタイヤを採用。それに合わせた大径ブレーキディスクにより、余裕のある制動力を発揮します。前後ホイールはアルミ製キャストホイールを採用。フロントサスペンションは、ブレーキング時やコーナリング時などに高い剛性を発揮するテレスコピック方式を採用。しなやかな乗り心地を実現しています。
通勤快速クラスのニューモデルだけに、実用性も抜群!広々としたフットスペースや快適なシートのほか、ご覧のように、鍵穴へのいたずらや、盗難を抑止するシャッター付。シートオープン機能も装備。配線直結による不正なエンジンの始動を抑止する「直結始動抑止回路」も装備しています。
シート下にはトランクスペース(最大積載重量10kg)を用意。良くみると、ヘルメットホルダーをシート下前部に2個装備。狭い駐輪場などで左右どちらかに壁などの障害がある場合でも、ヘルメットをかけることができ便利です。
「アドレス125」のカラーラインアップ
カラーラインアップは、冒頭に掲載した白「パールグレイスフルホワイト」のほか、ここに掲載した2色の全3色になります。
気になる発売日と価格は?
さて、新エンジンを搭載したニューモデル「アドレス125」ですが、発売日は9月29日と発表されています。
そして気になる車両本体価格(消費税込み)は……22万1,400円。実用車として申し分ないお値段と言えましょう。
「アドレス125」のスペック
- 全長×全幅×全高:1,900×685×1,135mm
- 軸距:1,285mm
- シート高:745mm
- 車両重量:100kg
- エンジン:強制空冷4ストローク単気筒 / SOHC2バルブ
- 総排気量:124cc
- ボア×ストローク:52.5×57.4mm
- 圧縮比:10.3
- 最高出力:6.9kW〈9.4PS〉/ 7,000rpm
- 最大トルク:10N・m〈1.0kgf・m〉/ 6,000rpm