ヤマハのもつ、2013年から基本のプラットフォームをベースにした新たなモデルを開発し、次世代に向けて展開するという使命。
国内で第一号となるモデル、「MT-09 Tracer」が発売されています。
コンセプトは、「Sport Multi Tool Bike」。
使命の証!プラットフォーム開発モデル第1号
「MT-09 Tracer」は、街乗りからツーリングまで、快適な走行を楽しめるプラットフォーム開発モデルです。MT-09のパフォーマンスとマシンの扱いやすさに加え、2モードの選択式トラクション・コントロール・システムを採用。
エンジンは、水冷4st.並列3気筒でフューエルインジェクション搭載し、3気筒エンジン独特の粘り強さと高いトルクを実現。アシスト・スリッパークラッチの採用によって、操作荷重の軽減とバックトルクの車体挙動の抑止が図られています。
ヤマハの技術による進化!設計とデザインに注目!
アルミダイキャストの部品を量産化できる技術により、従来に比べて部材の設計やデザインの自由度を実現。軽量のアルミ製キャストホイールとツーリング仕様のラジアルタイヤを装着し、軽量化と剛性のバランスを保ちつつデザイン性も重視されています。
フロントのサスペンションには、インナーチューブ系41mmの倒立フォーク、リアにはリンク式を採用。前後のサスペンションは、ショック吸収性や追従性に優れ、路面の状況や走行環境に応じてセッティングが可能です。
ABSは、車輪につけられているセンサーによってスリップを感知すると、ブレーキを制御し車輪のロックを防ぐシステム。さらに、コントロール性に優れた298mm径のフロントディスクブレーキを装備し安全性の確保に貢献しています。
多彩な性能あり!ライディングの楽しさ倍増モデル
ライダーの好みでライディングを楽しめるように、走行モード切替システムを搭載。標準モードの他にAモードとBモードがあり、シャープなレスポンスや穏やかな出力特性をもつモードの選択が可能です。
2モードの選択式トラクション・コントロール・システムによって、路面の状況やライダーの好みに合わせて弱、強、OFFを選択し、快適な発進性と走行性をアシスト。フロントのスクリーンは、手動で3段階の高さ調整ができ、走行の風による疲労を低減を実現しています。
2眼とエアインテークのフロントと左右セパレートのリアには、視認性に優れているLEDを使用。メインシートは手動で2段階の高さ調節が行え、ハンドルの位置も前後10mmのアジャストが可能。ライディングポジションをライダーの体格や好みに応じて調節ができます。
マルチドットディスプレイには、多機能タイプを搭載しメーターパネルの左側に12V・DCジャックを配置。長距離の走行に必要な積載量を考慮したリア周りには、グラブバーや再度ケース取り付けステー、10か所のラゲッジストラップホルダーなどを装備しています。タンク容量は、18リットルで、燃費消費率は28.4㎞ / L(60㎞ / h)。街乗りからツーリングまで、幅広いライダーのために活躍するモデルです。
新たに新色が展開。おきに入りの1台が見つかるかも知れないですね。
「MT-09 TRACER ABS」のスペック
エンジン:水冷4st.並列3気筒
全長×全幅×全高:2,160mm×950mm×1,345mm
最高出力:116ps / 10,000rpm
最大トルク:8.9kg-m / 8,500rpm
シート高:845/860mm
軸間距離:1,440mm
車両重量:210kg
総排気量:845cc
燃料タンク容量:18.0L
価格:106万9,200円