最近何度か海外に行くことがあり、趣味柄で街行く車を眺めてたりするのですが、ホンダやトヨタのエンブレムをした見慣れない車がいっぱい走ってるんです。
しかも意外とかっこいいモデルばっかりなんですけど、名前を聞くと日本でもおなじみの「アコード」や「RAV4」だったりするので余計にびっくりしたり。
今回はそんな海外で人気な日本車の見慣れぬデザインをご紹介していきます。
TOYOTA 2019 AVALON
今年の頭に発表された5代目アヴァロンですが、アメリカ本土での評判は上々で売り上げが非常に期待されています。
アメリカと日本ではナンバープレートを付ける位置やサイズが違うため考慮するフロントグリルデザインも変わってきます。それによって少し大胆なフロントデザインになってくるみたいですね。
レクサスっぽいシャープかつ滑らかなテールランプです。少しリアデザインが日本車と米国車とドイツ車がミックスになったような印象ですが、スタンダードかつ厭味ったらしくなくてなるほど人気の理由が少しわかった気がします。
先端技術大好き国家らしく、アレクサやアップルウォッチとの連携もできるそうです。画像からはアップルウォッチでエンジン起動ができるプロモーションをしていますね。
価格帯は35,500∼42,800USドル(390∼470万円)と、日本でスタンダードな外車を買えるほどのお値段。どうやらアメリカでの日本車の立ち位置はそこらへんなんですね。
TOYOTA 2018 RAV4
筆者もだいぶお世話になった「RAV4」ですが、こちらもだいぶデザインが前衛的ですね、CH-Rの遺伝子を色濃く引き継いでいるようですが、もちろんこんなデザインのRAV4は日本ではなかなか見かけないですよね。
2019年に日本でもフルモデルチェンジ復活があるといううわさがあるので、もしかしたらこちらのデザインで国内販売するかもしれません。そうすると二年後には日本でも見慣れた車の仲間入りを果たすかもしれませんね。
非常にアウトドアに親和性の高いエクステリア・インテリアデザインをしており、非常に広い収納スペースと外部拡張性は昔から失われていないようです。
ボンネットに伸びる艶消しの黒いコントラストカラーはとってもスポーティな印象を与えます。アメリカ市場ではやはりぐいぐい攻めるデザインを重視しがちなようですね。
こちらの価格帯は24,660∼35,000USドル(270~390万円)で、コスパ最強の一角を担っているようです。確かに都心部よりかは少し離れた地域でよく見かけたような気もしました。
TOYOTA AYGO
こちらはTOYOTA Europeの「AYGO」です。カラーリングやフロントデザインはまるでポケットモン〇ターのメタグ□スみたいで、そのボディの小ささとのギャップが面白いですね。
入り組んだり凸凹の多いイタリアやフランスの市街地で大活躍しそうなコンパクトかつ低くない車高は、確かに人気の要因になっているんでしょうね。何かと便利なセンサーシステムをばっちり山積みにしているらしく、見通しが悪かったり死角の多い街乗りでも安全に走行できるのがウリのようです。
コンパクトな割に、たくさん買い物した際に役立ちそうなバックドア。家庭に一台あると非常に重宝しそうですね。こちらの価格は9,995~12,075ユーロ(130∼160万円)とお財布にも優しい価格帯。どうやらヨーロッパでの立ち位置は日本国内とさほど変わらなさそうですね。
HONDA 2019 ACCORD
日本でもおなじみ「アコード」ですが、やはりフロントデザインはSFチックな表情をしていますね。ホイールデザインこそはあまり変わりませんが、やはりトヨタと同じで日本版よりフロントグリルがシャープかつ近未来テイストです。
比較としてこちらの画像が日本版のものです。アメリカ版の方がやはり高級感がありますよね。ちなむと日本版の価格は385~410万円なのに対して、アメリカ版の価格は23,720~34,990USドル(260∼385万円)と一回り安いです。なんだか少しこんがらがってきましたね。
HONDA ACURA TLX 2019
ホンダがアメリカに作ったハイエンドモデルブランドのアキュラ。日本ではNSX関連で薄ーく知られている程度ですが、アメリカではそこそこ人気なレクサス的立ち位置にあるようです。
エクステリアデザインは非常にアメリカらしく、キャデラックと同じようにセンターラインがはっきりとわかるシンメトリーが特徴的です。一応ラグジュアリーブランドとされているようですが、個人的にはあまりそういった印象は受けませんね……
こちらのアキュラTLX2019の価格は33,000~45,950USドル(370~510万円)と、確かに少しハイプライス。日本車ファンで少しお金がある方が求めやすい価格になってるんですね。
いかがだったでしょうか、今回ピックアップしていったモデルはほとんどがトヨタやホンダばかりになってしまいましたが、やはり海外シェアの力が相当強くないと海外版デザインを別途作ったりすることは難しいんでしょうか。
マツダやスバル、三菱などは日本で発売しているモデルと同じデザインのまま海外販売しているようで、やはりシェア力の違いがこうした形で表れて来ましたね。