北海道や九州、四国など、海を越えるロングツーリングは胸が高鳴ります。
そして、そんな海を越えるツーリングでは、愛車と「フェリー」を利用するのがオススメです。
船旅のゆったりとした時間を楽しめ、現地まで体力を温存できるフェリーは、ツーリングと相性が非常に良い移動手段です。
そんな、魅力溢れる「フェリー乗船のイロハ」を解説していきます。
フェリーの乗船予約と当日の受付について
フェリーの乗船予約する際は「フェリーの航路」を間違わないようにしましょう。
ほとんどのフェリー会社は、幾つかの航路を持っているので、その中から自分の行きたい場所を選びましょう。また、予約はライダーだけではなく、バイクの予約も必要で「特殊手荷物」という項目で選択します(排気量別に分かれている場合もあります)
乗船当日の受付では、予約時に発行された「予約番号」と、250cc以上のバイクは「車検証」が必要になるので、忘れないように気をつけましょう。無事に受付を済ませた後は「行き先の札」を愛車に取り付けて完了です。
フェリー乗船当日の流れについて
フェリー乗船当日は、少なくても予定出港時間の2時間くらい前までには、乗り場に行くようにしましょう。
乗船の受付を済ませると、大体の乗船予定時間を教えてくれるので、あとは愛車を指定の場所に停めて、時間まで待つだけです。乗船時は係員の指示に従い、くれぐれも慌てずに運転するのが一番で、特にフェリー乗船口の鉄板部分は滑りやすいので注意しましょう。
船内では誘導された場所に愛車を停め、係員からハンドルロックやギアを入れるなどの指示がありますが、他の車両のエンジン音などで指示が聞き取れない場合は、遠慮なく聞き直しましょう。
フェリー乗船時の荷物のパッキングについて
バイクでフェリーに乗船する際は、あらかじめフェリー内で使う荷物と、他の荷物を分けておきましょう。
特にフェリー内で一泊する「長距離フェリーの場合」は、着替えやお風呂グッズなどを、リュックや手提げバッグに入れておくのがスマートな方法です。また、船内でいちいちバイクシューズを履くのは面倒なので、必ずスリッパかサンダルを用意しましょう。
一度バイクから離れて船室へ行くと、下船時まで戻ることは出来ないので、不安な場合は「船内に持っていくものリスト」を作っておきましょう。なお、ツーリングバッグやヘルメットなどは、バイクに付けっ放しで問題ありません(ただし揺れで落ちないように)
フェリー船内での過ごし方と下船について
せっかく日常の喧騒から逃れたので、フェリー内ではゆったりとした時間を満喫しましょう。
基本的にバイクが積めるフェリーは大型船なので、そこまで波の影響を受けることがなく、船内では至って快適に過ごすことが出来ます。これからツーリングに向かう場所のガイドブックを読んだり、タブレットやパソコンを持ち込んで、SNSや動画を見たりするのも良いでしょう。
また、長距離フェリーの場合は、船内のレストランでの食事や、海を見ながら入るお風呂も楽しみの一つです。下船時はくれぐれも忘れ物がないかチェックし、あとは落ち着いて愛車と下船しましょう。
今回のまとめ
フェリーを利用すると、ツーリングの幅が一気に倍増します。
自走とは違い、ライダーの体力を温存することが出来るので、現地で元気に走り出すことが出来ます。