バイクに乗るのは大好きだけど、メンテナンスはちょっと苦手。そんなバイク女子は多いのではないでしょうか。自分でやってみたいけど、やっぱり難しそう。どこから何をすればいいのかもよく解らない。
そんなアナタに!初めてでもできる簡単メンテナンスを紹介します!
エンジンオイルのメンテナンス
バイクの心臓ともいえるエンジン。そのエンジンの中を循環しているのがエンジンオイルです。まさに身体の中を循環している血液のようなもの。血液がドロドロになると様々な病気を引き起こし、生命を危険にさらす事となります。
バイクも同じで、オイル交換をせずにドロドロのエンジンオイルやエンジンオイルが減った状態で走行を続けているとバイクが危険な状態になってしまいます。
パワーが落ちたり、エンジン内部で錆びが発生したり、最悪の場合エンジンが焼き付いてエンジンが再起不能となってしまう事だってあります。
もし、走行中にそんな事が起こってしまったら。考えただけで恐ろしいですね。
どれくらいでオイル交換をすればいいの?
バイクの乗る頻度、走行距離によって違いはありますが、オイルを交換するタイミングの目安として、走行距離3000キロくらいと言われています。また3000キロは乗っていないけど、長期間乗らなかったりした時は半年に1回はオイル交換をした方が良いでしょう。
エンジンの故障は、とてもお金がかかります。エンジンのオーバーホールなんて事になってしまったら、最低でも10万円はかかってしまうでしょう。バイクを乗り換えてしまった方が安いのでは?と思ってしまうくらい高額になる事もあります。
そういったリスクを抑えるためにも、こまめなオイル交換が必要です。ディーラーやバイクショップ、バイク用品店などでもオイル交換をしてくれますが、せっかく自分の愛車なので自分でオイル交換をしてみてはどうでしょうか。
そんな難しい事はできない!と思ったアナタ!想像しているよりも結構簡単にできちゃいます。
意外に簡単!エンジンオイル交換
必ず用意する物は以下の通りです。
新品のエンジンオイル
オイル交換をするので、新品のオイルを用意するのは当たり前の話ですが大事なので忘れないでください。
廃油処理BOX
抜いたオイルを入れる専用の廃油BOXです。抜いたオイルはその辺に流したり、捨てたりしては絶対にいけません。オイルの量の設定が違いますので、ご自分の愛車のオイルの量が入るBOXを購入してください。
メガネレンチ、ソケットレンチ、トルクレンチなど
メガネレンチはドレンボルトを緩める際に使用します。トルクレンチは締める際に使用します。
オイルジョッキ
じょうごで直接入れるという方法をとる方も多いですが、初心者の方にはオイルジョッキを使用する事をおすすめしたいです。こぼれるリスクも少なく自分のバイクのオイルの規定量をメモリで測って入れられます。
新品のドレンガスケット
ドレンボルトとエンジンの間に挟むワッシャーです。隙間を埋めるとイメージしてもらえれば分かりやすいかもしれません。古い物を使用していると隙間が開いてオイル漏れなどの原因になりますのでオイル交換をした時には毎回交換する事をおすすめします。
ウエス
オイルが手についてしまった時や、こぼしてしまった時など。その他もろもろあると便利です。
オイル交換の手順
オイル交換をする時は、エンジンオイルが温まっている状態がベスト。これはオイルが柔らかくなりオイルを抜くのが楽になるからです。しかし、熱すぎても火傷の危険性がでてくるので軽く暖気をするくらいが良いでしょう。
もちろんオイルが冷えている状態でもできますので、火傷が心配という方は冷えたままでオイル交換をして下さい。
ドレンボルトの位置を確認したら、ドレンボルトの下に廃油BOXをセットします。ボルトをナメないようにメガネレンチやソケットレンチでボルトを緩めます。ボルトが緩んだら、今度は手で緩めます。
外れる瞬間に手を引っ込める。焦ってオイルが手にかかってしまうと火傷をしてしまう可能性があるので、十分に注意をして下さい。
そして、ここでやりがちなのがボルトを廃油BOXに落としてしまうというミス。これは筆者も数回経験しています。そんな時には割りばしを用意しておくと便利です。
オイルを抜いている間に、新品のオイルの用意をしておきましょう。自分の愛車のオイルの規定量をオイルジョッキに入れておけば後で作業が楽になります。
ドレンボルトも汚れていると思うので、きれいにしておくと気持ちが良いです。パーツクリーナーでシュー!だけでもきれいになりますよ。
オイルが全部抜けきったら、ドレンボルトを締めます。この時にガスケットも新品に交換してください。手である程度まで締めたらトルクレンチで規定トルクまで締めます。カチッっていう感じがあれば規定トルクまで締まっているという合図です。
オイルキャップを外して、先ほどオイルジョッキに入れた新品のエンジンオイルをいれます。全部入ったら、キャップを締めて、完了!
これでオイル交換が完了です。
最後に
文字だけだとちょっとイメージがつきにくいかもしれませんが、実際にやってみるとできちゃう物です。苦手意識をなくして、チャレンジしてみてくださいね!
自分でオイル交換をしたバイクに乗るのは、ちょっとできる人になった気分ですよ!
愛着も今まで以上に湧いてくるはずです!