今のところヤマハかADIVAくらいしか商品化できていない「3輪バイク」、今後もこの2社以外が3輪バイクを開発することは考えられにくいですが……。
なんとカワサキのZ1000らしきシルエットでありながら車輪が3つもあるLMWが路上をスイスイ走っているではありませんか!
今日はこちらの衝撃的なLMWについてご紹介していきます。
ベースはカワサキ Z1000のカスタムバイク!?
あまりに軽やかな走りを見せる謎のLMW。カラーもブルーでカワサキらしさは薄れていますが、ライトやタンクから2003年~2006年あたりのカワサキ Z1000であることがわかります。
こちらのカワサキ Z1000 LMWを手掛けたのはアメリカ在住と思われる(YouTubeチャンネル名)Tremoto氏。2016年には走行可能なモデルが出来上がっていたようです。
ナイケンと同様にそこそこ細めの前輪です。「KAWASAKI」の文字は消え、シートや排気系も少しいじられていますね。
かなりどっしり広めに開いた前輪はナイケンと似た構造を持っていますが、サスペンションは左右で独立しておらず、中心の一本のフォークで衝撃を吸収しそうな機構になっています。
かなり安定した走りで峠を走破!
驚くべきことに、そこそこ不安定に見えるこのLMWはスイスイと峠を走破していくのが見れます。
カリフォルニア州の有名なワインディング「ムルホランド ハイウェイ」で気持ちよさそうにバンクしながら走る姿には、不安は感じられません。
どうやらバンクの深さはナイケン以上のようで、膝擦りをしながら滑らかに弧を描くカワサキ Z1000 LMW。どうやらその秘密は、先ほど注目した離れ気味の前輪にあるようです。
後ろからライダーの様子を見てみても、普通のバイクと同じように体重移動をしてバンクしているように見えます。
自由の国ならでは?な魔改造
日本でこれを公道で乗ろうものなら整備不良で咎められてしまいそうですね。自由の国アメリカだからこそ挑戦者が生まれたトンデモカスタムでした。かなり目を引くビジュアルですね!
ナイケンやトリシティ125 / 155 / 300を皮切りに、今後LMWが増えていくと視覚的にも楽しそうです。まあ、車体価格は見ていて楽しくないかもしれませんが……。