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LMWにトライク、サイドカー。3輪モビリティの種類と必要な免許とは

LMWにトライク、サイドカー。3輪モビリティの種類と必要な免許とは

近年、ちらほらと見かけるようになったLMWやトライクといった3輪モビリティ。クルマ並みの安定感とバイクのような爽快感から人気を集めていますが、色々種類があって違いがわかりづらいですよね。中にはヘルメットすらつけずに走行している方もいて「違反じゃないの!?」なんていらぬ心配まで湧いてきちゃいます。

実はこれ、一口に3輪といってもいくつか種類があって、車両の区分や必要とする免許が違うから起きていることなんです。意外とややこしいソコんところ、白黒はっきりつけちゃいます!

 

コーナリングが気持ちいいLMWやジャイロはバイク区分

LMWにトライク、サイドカー。3輪モビリティの種類と必要な免許とは

ヤマハの最新LMW「TRICITY300 ABS」はサイドスタンドを建てなくても直立する。立ちゴケの心配は不要で初心者バイカーも安心。

道路運送車両法においてバイクとして分類されているのが、車体を傾けてコーナリングを行うマシンたち。ヤマハの発売する前2輪のLMWシリーズやホンダの後2輪ジャイロ キャノピーといった特定の車種が該当します。厳密にいうと、後輪の車輪間が46cm未満という取り決めもありますが、基本はカーブでの挙動だけと考えておけば十分です。

 

当然、バイクですので必要となる免許や走行できる場所は排気量に依存します。ヘルメットの着用義務ももちろんあるので、うっかりノーヘルで警察のご厄介になってしまうなんてことはないようにしてくださいね。

 

普通自動車免許で乗れるトライクはノーヘルでOK

LMWにトライク、サイドカー。3輪モビリティの種類と必要な免許とは

同様にして、バイクに+1輪したマシンといえばトライクが有名です。タイヤ本数を除けば、構造は普通のバイクとほぼ同じですし、これも二輪区分のように思えますが……実は違います。

車体を傾けて旋回しないので、道路交通法の区分としては「普通自動車」つまりクルマなんです。ヘルメットの装着義務もないので、さらに風を感じた走りが楽しめます。安全性を考えると、被っているに越したことはありませんけれどね。

搭載しているエンジンが50cc以上であれば、2人乗りや高速道路の走行も可能というのもまた、トライクならではのメリットです。

 

LMWにトライク、サイドカー。3輪モビリティの種類と必要な免許とは

カンナムが展開する前2輪のモデル群はリバーストライクと呼ばれる種類に該当する。

 

サイドカーはバイクの免許がいる

LMWにトライク、サイドカー。3輪モビリティの種類と必要な免許とは

3輪といえば、忘れていけないのが側車つきのサイドカー。これこそ車体が大きくて、バンクさせることもできないので、クルマとして扱われそうなものですが……意外や意外、道路交通法上はバイク。排気量に紐付いた二輪免許が必要なんです。あくまでエンジンのついたバイク側が判断の対象となっています。

 

もっとも側車が外付けされている関係上、アクセルのON/OFF一つとってもかなりクセのある挙動をするので、バイクと思って乗るとかなりその違いに驚かされます。こうした後付感を拭うためにパッセンジャー側も一体化させたフレームを持つクラウザー・ドマーニのようなモデルもありますし、知れば知るほどサイドカーの世界は奥が深いですよ。

 

法的な扱いを知って好きな三輪モビリティに乗ろう

挙動もバイクと遜色ないLMWやジャイロに、ノーヘルでOKなトライク、独特な走りを見せるサイドカーと、三輪モビリティと一口にいってもかなり違いがありますね。

もちろん見た目や用途で選ぶのが一番ですが、自分のほしい一台を見つけたときはまず免許区分を確かめることを忘れずに。意外と手持ちでいけちゃう身近な乗り物かもしれませんよ。

Information

ヤマハ発動機株式会社
公式サイト
BRPジャパン
公式サイト

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