FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルス)ジャパンは、新型車「フィアット124スパイダー」の高性能モデル「アバルト124スパイダー」を2016年10月8日より販売開始すると発表しました。
「フィアット124スパイダー」は、マツダ・ロードスターのアーキテクチャーをベースに、1960年代のデビューとともに多くを魅了した「アバルト124スパイダー」のオマージュとして作られているという、何かと話題の多い新型車になります。そのアバルトバージョンこそが、今回紹介する「アバルト124スパイダー」です。
「アバルト124スパイダー」
「アバルト124スパイダー」は、2015年11月に発表された「フィアット124スパイダー」の高性能モデルになります。マツダの現行ロードスターのアーキテクチャーをベースに、スタイリングデザイン、パワートレイン、室内装備・材料、サスペンションおよびステアリングフィールはFCA(フィアット・クライスラー・オートモービルス)が開発し、マツダの広島工場で製作されます。
エンジンにはアバルトチューンが施される
エンジンは、フィアット製1.4リッター直列4気筒DOHC・ターボをアバルトがチューンアップし、最高出力170ps/最大トルク250Nmを発揮します。このパワートレインでありながら、車重は1,060kg(乾燥重量)と抑えられているため、パワー・ウェイト・レシオはクラス最高の6.2kg/psを実現。0-100km/h加速は6.8秒、最高速度は230km/hとなっています。
「アバルト 124 スパイダー ラリー」
フィアットの傘下に入ったアバルトが開発した「アバルト124スパイダー」は1973年から1975年のシーズン、WRC(世界ラリー選手権)でフィアット・ワークスチームのラリーカーとして参戦し、幾度となく上位入賞を果たしました。
エクステリアデザイン
マツダ「ロードスター」がベースでありながらも、オリジナル「アバルト124スパイダー」を踏襲したエクステリア。空力を意識したフロントバンパーの大型エアインテークやリアのディフューザー、リアスポイラーやウィンドスクリーンなど、アバルトとしてのオリジナリティを感じさせる、レーシーな雰囲気に仕上げられています。
インテリアデザイン
基本的なレイアウトはロードスターに近いものの、よりスポーティなデザインが取り入れられています。赤い文字盤の大型タコメーターを採用するなど、レーシーな雰囲気漂ってますよね。なお、シートはアルカンターラ/レザーまたはオールレザーが選択できます。MT/ATも選択可です。
価格は388万8,000円から!
ボディカラーはホワイト(ソリッド)、レッド(ソリッド)、ブルー(メタリック)、パールホワイト(三層コート)の4色展開となります。
さて、気になる価格ですが、6速MTモデルが388万8,000円、6速ATモデルが399万6,000円となっています。
やはり、この手のライトウェイトスポーツカーを駆るならば、MTで心ゆくまで飛ばしてみたいものですね。このジャンルの新車でこのお値段ならば、かなりのお得感が得られるのではないでしょうか?
アバルト 124スパイダーのスペック
- 全長×全幅×全高:4,060×1,740×1,240mm
- ホイールベース:2,310mm
- 車両重量:1,130kg(MT)、1,150kg(AT)
- 駆動方式:FR
- エンジン:1.4リッター直列4気筒DOHC・ターボ
- 最高出力:125kW(170ps)/5500rpm
- 最大トルク:250Nm(25.5kg-m)/2500rpm
- トランスミッション:6速MT / 6速AT
- サスペンション:F-ダブルウィッシュボーン式、R-マルチリンク式
- タイヤサイズ:205 / 45R17
- 使用燃料=プレミアムガソリン
- JC08モード燃費:13.8km/L(MT)、12.0km/L(AT)
- 車両本体価格:MT=388万8,000円、AT=399万6,000円
- 発売日:2016年10月8日
参考 – ABARTH 124